昼寝から目が覚めると、既にいい時間。・・おっと、早く出発しなけりゃ、食事にライブにと今夜は大忙しだった。
昼間歩いてる時にカテドラル広場でステージの設営が行われていたのを知っていたので、今日はその真ん前のお店「エル・パティオ」で食事する事に決めていた。泊まっているホテルからも大変近い。行ってみると、既にライブが始まっている。また音楽が聴けるなんて何てお得なんだろう!
なんと、アラビア音楽!
キューバにも僕と同じ様にワールド・ミュージックが好きな音楽家が居るんだなぁ。(笑) おそらく、キューバ音楽は彼等にとってはワールド・ミュージックではないのだろうけど。ウードやデルブーガのアラブ民族楽器の奏者が居て、クラリネットの可愛らしい黒人の女の子はアラブ音楽で用いられる歌いまわしである「メリスマ」を用いて演奏する。元々、クラシックからしっかり学ぶキューバ人、楽器の扱いはお手のモンである。しかし、なんかやっぱり変なのである。外人から見たら日本人のジャズも同じ様になんか変だったりするのかなぁ。(笑) 「エル・チャン・チャン」などのキューバ音楽もアラビア風にアレンジしてて面白かったんだけどね。しかし、スタイルの良いオネエサン達のベリーダンスには大変魅了されました。(笑) 演奏中にそのオネエサン達がステージから下りて来て、いつものCD販売。しかしながら売れ行きが悪く悪戦苦闘していた。やはり外人にしたら、キューバ人がやるキューバ音楽がいいのだ。演奏の良し悪しには関係なく・・。
暫らくして、料理がテーブルに運ばれてきた。
まずは前菜のハム。なかなか、よろし。酒が旨くなる。
続いてケバブ。
日本の焼き鳥と同じ味。ちなみに、タレ焼きはありませんので。この時点で満腹中枢が悲鳴を上げ始める。なんか、オレ、小食になったなぁ。歳のせいかなぁ。
牛肉の「ボロギレ風」
あれ~?こんなもん頼んでましたっけ??既に食べきれないのですが・・。
頼みすぎたのを後悔しつつ、チェックを済ませて席を立つ。動くと胃からモノが飛び出そうだけど、急がなけりゃライブに遅れてしまう・・というか、もう開始時刻だ。いつも通り、スタートが遅れるのを祈るばかりだ。
タクシーを飛ばして、昨夜行った「ラ・ソラ・イ・エル・クエルボ」に向う。この店名はキツネとカラスという意味なのだが、おそらくイソップ童話からの引用なのだろう。
http://hukumusume.com/douwa/PC/aesop/12/01.htm
・・・てことは、ここで演奏してるミュージシャン達って煽てられて鳴いてるカラスってことなのかなぁ。(苦笑)
20分ほど遅れて店に到着。地下から音楽が既に聞こえてくる。バリバリのラテンジャズだ!!昨日と同じモギリのオバちゃんが僕を見て、昨夜の日本の運転免許証の事を覚えていてくれたようで、笑って通してくれた。ステージ前の席は既に埋まっているが、昨日のフォンセカほどはギュウギュウ詰めではない。後の方の席に陣取る。
Bellita y Jazztumbata。
メンバーは、Bellita(keyboad and vocals)、Miguel Miranda(electric bass,percussion, and vocals)、Glenda Lopez(flute and vocals)、Emir Santa Cruz(saxophone, clarinet, and vocals)、Eduardo Hernandez(drums)、Unknown trumpeter。
まずは非常に聴き易い音楽だという事で好感が持てた。ベースの人がイスに座って弾いている。後からだと非常に見辛い。しかも地味な印象を持ってしまった。暫らく聴いているうちにおかしいなと気付き始めた。メンバーにパーカッションが居ない筈なのに、しっかりとコンガの音が聞こえてくる。立ち上がって確認して驚く。そのベーシスト、左手でベースをタップしてベースラインを弾きながら右手では凄まじい速さでコンガを叩いているのだ!しかも、左足でハイハットを踏み、あるいはカウベルを鳴らしている。アホです!この人、絶対アホです。普通、こんな事「やろう!」なんて絶対思わないもん!
ミゲル・ミランダ、コンガ叩きまくりの図。
リーダーのべジータも左手でキーボード弾きながら、右手でボンゴやチェケレを叩く。この二人のキャラがあまりにも凄すぎて、他のミュージシャンがいくら素晴らしくても(実際、素晴らしいのだけど)、陰に隠れてしまう。僕もついつい、後の席を離れて前の方で立ち見。
べジータは、おそらくブラジルのタニア・マリアの影響を受けていると思われる。凄まじく強力なタッチのピアノとのユニゾンで高速フレーズを歌い上げる。メンバーは違うけれど、この動画を是非見て欲しい。
YouTube
先程のミゲル・ミランダのバカテク・プレーも見る事が出来る。
テクニックの凄さも見物だけど、「ドルフィン・ダンス」やショーターの「マージャン」、ビリー・チャイルズの「Like Father Like Son」などの選曲も良く、またオリジナル曲も非常に良い。すっかりファンになってしまい、その場でCDを購入。(これがまた、汚いコピーのジャケット&直筆手書きタイトルのCDR・・帰国まで音が出るのか心配で仕方なかった。笑)
ちなみに、このバンドのフルートの女性は僕がキューバで見た中で最も美しい女性でした。あ・・脚が美しすぎる。。(笑)
その彼女のチェックも出来るべジータのマイスペースはこちら。
MySpace
僕が買ったCDの中から数曲を聞くことも出来る。
この夜は、日本では殆ど知られていない二人の天才を目の当たりにして、もうミュージシャンなんて辞めてしまおうと思うほどのショックを受けた。
まぁ、それはともかく、このバンドは宮地のイチオシです!
昼間歩いてる時にカテドラル広場でステージの設営が行われていたのを知っていたので、今日はその真ん前のお店「エル・パティオ」で食事する事に決めていた。泊まっているホテルからも大変近い。行ってみると、既にライブが始まっている。また音楽が聴けるなんて何てお得なんだろう!
なんと、アラビア音楽!
キューバにも僕と同じ様にワールド・ミュージックが好きな音楽家が居るんだなぁ。(笑) おそらく、キューバ音楽は彼等にとってはワールド・ミュージックではないのだろうけど。ウードやデルブーガのアラブ民族楽器の奏者が居て、クラリネットの可愛らしい黒人の女の子はアラブ音楽で用いられる歌いまわしである「メリスマ」を用いて演奏する。元々、クラシックからしっかり学ぶキューバ人、楽器の扱いはお手のモンである。しかし、なんかやっぱり変なのである。外人から見たら日本人のジャズも同じ様になんか変だったりするのかなぁ。(笑) 「エル・チャン・チャン」などのキューバ音楽もアラビア風にアレンジしてて面白かったんだけどね。しかし、スタイルの良いオネエサン達のベリーダンスには大変魅了されました。(笑) 演奏中にそのオネエサン達がステージから下りて来て、いつものCD販売。しかしながら売れ行きが悪く悪戦苦闘していた。やはり外人にしたら、キューバ人がやるキューバ音楽がいいのだ。演奏の良し悪しには関係なく・・。
暫らくして、料理がテーブルに運ばれてきた。
まずは前菜のハム。なかなか、よろし。酒が旨くなる。
続いてケバブ。
日本の焼き鳥と同じ味。ちなみに、タレ焼きはありませんので。この時点で満腹中枢が悲鳴を上げ始める。なんか、オレ、小食になったなぁ。歳のせいかなぁ。
牛肉の「ボロギレ風」
あれ~?こんなもん頼んでましたっけ??既に食べきれないのですが・・。
頼みすぎたのを後悔しつつ、チェックを済ませて席を立つ。動くと胃からモノが飛び出そうだけど、急がなけりゃライブに遅れてしまう・・というか、もう開始時刻だ。いつも通り、スタートが遅れるのを祈るばかりだ。
タクシーを飛ばして、昨夜行った「ラ・ソラ・イ・エル・クエルボ」に向う。この店名はキツネとカラスという意味なのだが、おそらくイソップ童話からの引用なのだろう。
http://hukumusume.com/douwa/PC/aesop/12/01.htm
・・・てことは、ここで演奏してるミュージシャン達って煽てられて鳴いてるカラスってことなのかなぁ。(苦笑)
20分ほど遅れて店に到着。地下から音楽が既に聞こえてくる。バリバリのラテンジャズだ!!昨日と同じモギリのオバちゃんが僕を見て、昨夜の日本の運転免許証の事を覚えていてくれたようで、笑って通してくれた。ステージ前の席は既に埋まっているが、昨日のフォンセカほどはギュウギュウ詰めではない。後の方の席に陣取る。
Bellita y Jazztumbata。
メンバーは、Bellita(keyboad and vocals)、Miguel Miranda(electric bass,percussion, and vocals)、Glenda Lopez(flute and vocals)、Emir Santa Cruz(saxophone, clarinet, and vocals)、Eduardo Hernandez(drums)、Unknown trumpeter。
まずは非常に聴き易い音楽だという事で好感が持てた。ベースの人がイスに座って弾いている。後からだと非常に見辛い。しかも地味な印象を持ってしまった。暫らく聴いているうちにおかしいなと気付き始めた。メンバーにパーカッションが居ない筈なのに、しっかりとコンガの音が聞こえてくる。立ち上がって確認して驚く。そのベーシスト、左手でベースをタップしてベースラインを弾きながら右手では凄まじい速さでコンガを叩いているのだ!しかも、左足でハイハットを踏み、あるいはカウベルを鳴らしている。アホです!この人、絶対アホです。普通、こんな事「やろう!」なんて絶対思わないもん!
ミゲル・ミランダ、コンガ叩きまくりの図。
リーダーのべジータも左手でキーボード弾きながら、右手でボンゴやチェケレを叩く。この二人のキャラがあまりにも凄すぎて、他のミュージシャンがいくら素晴らしくても(実際、素晴らしいのだけど)、陰に隠れてしまう。僕もついつい、後の席を離れて前の方で立ち見。
べジータは、おそらくブラジルのタニア・マリアの影響を受けていると思われる。凄まじく強力なタッチのピアノとのユニゾンで高速フレーズを歌い上げる。メンバーは違うけれど、この動画を是非見て欲しい。
YouTube
先程のミゲル・ミランダのバカテク・プレーも見る事が出来る。
テクニックの凄さも見物だけど、「ドルフィン・ダンス」やショーターの「マージャン」、ビリー・チャイルズの「Like Father Like Son」などの選曲も良く、またオリジナル曲も非常に良い。すっかりファンになってしまい、その場でCDを購入。(これがまた、汚いコピーのジャケット&直筆手書きタイトルのCDR・・帰国まで音が出るのか心配で仕方なかった。笑)
ちなみに、このバンドのフルートの女性は僕がキューバで見た中で最も美しい女性でした。あ・・脚が美しすぎる。。(笑)
その彼女のチェックも出来るべジータのマイスペースはこちら。
MySpace
僕が買ったCDの中から数曲を聞くことも出来る。
この夜は、日本では殆ど知られていない二人の天才を目の当たりにして、もうミュージシャンなんて辞めてしまおうと思うほどのショックを受けた。
まぁ、それはともかく、このバンドは宮地のイチオシです!
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