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サックス奏者の土岐英史さんがお亡くなりになりました。

2021年06月27日 20時24分00秒 | music
土岐英史さんがお亡くなりになりました。

少しジャズのリスニングを止めて、僕が所有するご参加のレコードを聴こうと思います。

僕自身は、あまり直接の交流は無かった…というか、いつまでも雲の上の存在で、それもこれも、音楽をやりたいと思い始めたのが中学生の時にタツローの音楽を聴いたのがキッカケだし、どうしてもその生演奏が聴きたくて、親の許しを得て中学校の友人と神戸国際会館のライブを観に行ったら、そこでサックスを吹いてたのが土岐さんだったのですから。

管楽器の区別もつかず、なんでも「ラッパ」と呼んでた中坊が「サックス」という名称を覚えたのは土岐さんのサックスを聴いたからです。

だから、色んな名演が有るとは思いますが、僕にとっての土岐さんは、タツロー・バンドがマスターピースなのです。六本木ピットインでのライブ盤「It's a poppin' time」が恐らく最初のご参加かと思われます。最も印象に残ってるのは、FMラジオで流された雨の葉山マリーナでのライブ。なので自分が初めて葉山マリーナで演奏した時は聖地に足を踏み入れた様な気分でした。勿論、ロッピに初出演した時も同様です。

中学の頃は、まさか自分がサックスを演るとは思ってもみませんでしたが、それから40年も経って今でも歌伴のお仕事が好きなのは、その影響かも知れません。

上京して間もない頃に、勇気をふりしぼって、よくシットインさせて頂きました。僕のソフトな音色がお気に召したのか、温かく迎え入れて戴いたのは本当に嬉しかったです。当時、僕はハデハデな青のサックスケースで移動してたので、「初めてソレ見た時は、『コイツ、派手な煩いサックス吹くのか?』と思って嫌な感じだったけど、音色が全然違ってて良かったよー。」って仰られたので、慌てて地味な黒のケースを買いに走ったのも、良い思い出です(笑)

アオジュンさんやポンタさんがお亡くなりになったのもショックでしたが、やはり背中を追いかけてた方が亡くなるのはとてつも無い喪失感です。もっとサックス持って遊びに行けば良かったと後悔しています。

心よりご冥福をお祈り致します。




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