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設問:「パイロット・フィッシュ」という本を読んで、それに音楽を付けなさい。
・・という面白い宿題を昨日、生徒さんから言い渡され課題の図書も渡された。昨日も書いたけれど、超現実主義者の僕はあまり読書を好まず(といっても昔はかなりの読書家だった)、せいぜいハウツー本を読むくらいだろうか。宿題が出たからには、まぁ、読んでみるか・・という事で、昨日の帰りの電車から読み始め、帰ってからはネットで色々やらなきゃいけないことが有ったので放置し、今日はまた渋谷でレッスンが有ったので、その行き帰りの電車で読書、帰宅後は渋谷のタワーで買ってきたCD達を聴きながら11時半くらいまで読書。そして、なんとか読みきった。薄い単行本なので、あっという間に読めるし、色んなドラマが展開されるのでお薦めではある。う~ん、でも音楽は生まれてこなかったなぁ。andyさん、ごめんなさい! 小説は面白かったけどね。でも、もし映画音楽をやる事になったら、その映画を個人的に好きかどうかに関わらず、こういう宿題を出されるわけだから、そういう意味で良い予行演習だったと思う。って曲はまだ書いてないけど。。
アルバムETERNITYを作るに当たってライナー・ノーツにも有る様に(またライナーにも載ってないようなことも含め)実に身を削るような色んな出来事が次々と起こった。それがまた僕を現実の世界に連れて行ってしまう。
そういえば、9・11で僕がかつて住んでいたマンハッタンの街がタリバンによって攻撃され、そのショックでハリウッド映画のドンパチ・アクション映画が全く見れなくなってしまった。というか、しらけてしまったのだ。どうせ、このスクリーンの中の俳優達は安全を確保された条件の中で、叫び声をあげ、痛くも無いのに痛いフリをしていると思うとね。WTCのビルの中で炎に囲まれ倒壊して行く鉄の塊に押し潰されて行った犠牲者達の恐怖や苦しみや悲しみは、決してどんな名優が演じても再現は出来ない。最近、最も感動した「明日の記憶」は同じ様に病に苦しんだ渡辺謙が演じた事で、凄くリアリティーが有り、力や説得力を感じたのだ。
今日は、渋谷でのレッスンの後、タワーレコードに寄り、CDを3枚購入した。亡くなったマイケル・ブレッカーの遺作「Pilgrimage」と「Wide Angles」、それから名曲、We're All Aloneが入っているボズ・スキャッグスの「Silk Degrees」を今更ながら・・(苦笑)。ボズのアルバムは読書にも邪魔にならない心地いい作品。
「Pilgrimage」はソロ・デビューから続く過去のブレッカーの作品を踏襲しているなという印象。病気で苦しみながら、最後に遺すという強い意思の元で作られたわけで、僕もウルウルになるのを覚悟して聞き始めたのだけど、音質が何故かあまり良くないと感じてしまった。そこがまず気になってしまって音楽に集中できない。これから、もっと聞き込んでいく必要が有りそうだ。あくまで第一印象。ジャズの場合これほどあてにならないものは無い。
「Wide Angles」は過去のアルバムから考えてもベストだと言える名盤!!曲も良いし、何と言っても陰の功労者でありながらピアノを弾く事も無かったギル・ゴールドスタインの存在が大きい。曲は紛れも無くマイケルのモノなんだけど、それを引き立てるようなカウンターラインを紡ぎ出した名アレンジが、曲やマイケルのソロを更に別次元にまで押し上げている。「Two Blocks From the Edge」のデルタ・シティー・ブルースの様なトリッキーな曲もかなり含まれているけど、「Wide Angles」の曲たちの方がハイテク披露!って感じが無くて好ましい。「Two Blocks・・」は、なんだか黒人ジャズを意識し過ぎてあまり好きなアルバムじゃない。この頃って自分のアイデンティティーを見失いかけてたのかなぁ。「Wide Angles」を聴いていて、また新たな発見が有った。アーティキュレーションの事だけど、自分の演奏にも取り入れよう。まぁ、ちょっと名盤過ぎて、読書してても同じ所を何度も読み返すハメになったけど・・。(苦笑)
音楽を聴きながら読書するなんて一体何年ぶりだろう?ちょいとリッチな気分がした。軽く1杯やりながらだったんだけど。ボズを聴いてる時は、ビールよりも普段全く口にしないバーボンなんかが飲みたくなってしまった。無いので、とりあえず焼酎でも飲もうかな。
あ、そういえば、今日の帰り、渋谷駅で恐ろしいくらいの眩暈に襲われて「俺はやはり病気なのか?!」なんて思ってたら、昨日からあまり食事をしてなかった事に気が付いた。(苦笑) 夏バテのせいか、食欲があまり無く、ついつい仕事にかまけて食べる事を忘れていたりする。帰宅後、おもっきり鶏肉と野菜を食べたけど。みなさんもご用心!
・・という面白い宿題を昨日、生徒さんから言い渡され課題の図書も渡された。昨日も書いたけれど、超現実主義者の僕はあまり読書を好まず(といっても昔はかなりの読書家だった)、せいぜいハウツー本を読むくらいだろうか。宿題が出たからには、まぁ、読んでみるか・・という事で、昨日の帰りの電車から読み始め、帰ってからはネットで色々やらなきゃいけないことが有ったので放置し、今日はまた渋谷でレッスンが有ったので、その行き帰りの電車で読書、帰宅後は渋谷のタワーで買ってきたCD達を聴きながら11時半くらいまで読書。そして、なんとか読みきった。薄い単行本なので、あっという間に読めるし、色んなドラマが展開されるのでお薦めではある。う~ん、でも音楽は生まれてこなかったなぁ。andyさん、ごめんなさい! 小説は面白かったけどね。でも、もし映画音楽をやる事になったら、その映画を個人的に好きかどうかに関わらず、こういう宿題を出されるわけだから、そういう意味で良い予行演習だったと思う。って曲はまだ書いてないけど。。
アルバムETERNITYを作るに当たってライナー・ノーツにも有る様に(またライナーにも載ってないようなことも含め)実に身を削るような色んな出来事が次々と起こった。それがまた僕を現実の世界に連れて行ってしまう。
そういえば、9・11で僕がかつて住んでいたマンハッタンの街がタリバンによって攻撃され、そのショックでハリウッド映画のドンパチ・アクション映画が全く見れなくなってしまった。というか、しらけてしまったのだ。どうせ、このスクリーンの中の俳優達は安全を確保された条件の中で、叫び声をあげ、痛くも無いのに痛いフリをしていると思うとね。WTCのビルの中で炎に囲まれ倒壊して行く鉄の塊に押し潰されて行った犠牲者達の恐怖や苦しみや悲しみは、決してどんな名優が演じても再現は出来ない。最近、最も感動した「明日の記憶」は同じ様に病に苦しんだ渡辺謙が演じた事で、凄くリアリティーが有り、力や説得力を感じたのだ。
今日は、渋谷でのレッスンの後、タワーレコードに寄り、CDを3枚購入した。亡くなったマイケル・ブレッカーの遺作「Pilgrimage」と「Wide Angles」、それから名曲、We're All Aloneが入っているボズ・スキャッグスの「Silk Degrees」を今更ながら・・(苦笑)。ボズのアルバムは読書にも邪魔にならない心地いい作品。
「Pilgrimage」はソロ・デビューから続く過去のブレッカーの作品を踏襲しているなという印象。病気で苦しみながら、最後に遺すという強い意思の元で作られたわけで、僕もウルウルになるのを覚悟して聞き始めたのだけど、音質が何故かあまり良くないと感じてしまった。そこがまず気になってしまって音楽に集中できない。これから、もっと聞き込んでいく必要が有りそうだ。あくまで第一印象。ジャズの場合これほどあてにならないものは無い。
「Wide Angles」は過去のアルバムから考えてもベストだと言える名盤!!曲も良いし、何と言っても陰の功労者でありながらピアノを弾く事も無かったギル・ゴールドスタインの存在が大きい。曲は紛れも無くマイケルのモノなんだけど、それを引き立てるようなカウンターラインを紡ぎ出した名アレンジが、曲やマイケルのソロを更に別次元にまで押し上げている。「Two Blocks From the Edge」のデルタ・シティー・ブルースの様なトリッキーな曲もかなり含まれているけど、「Wide Angles」の曲たちの方がハイテク披露!って感じが無くて好ましい。「Two Blocks・・」は、なんだか黒人ジャズを意識し過ぎてあまり好きなアルバムじゃない。この頃って自分のアイデンティティーを見失いかけてたのかなぁ。「Wide Angles」を聴いていて、また新たな発見が有った。アーティキュレーションの事だけど、自分の演奏にも取り入れよう。まぁ、ちょっと名盤過ぎて、読書してても同じ所を何度も読み返すハメになったけど・・。(苦笑)
音楽を聴きながら読書するなんて一体何年ぶりだろう?ちょいとリッチな気分がした。軽く1杯やりながらだったんだけど。ボズを聴いてる時は、ビールよりも普段全く口にしないバーボンなんかが飲みたくなってしまった。無いので、とりあえず焼酎でも飲もうかな。
あ、そういえば、今日の帰り、渋谷駅で恐ろしいくらいの眩暈に襲われて「俺はやはり病気なのか?!」なんて思ってたら、昨日からあまり食事をしてなかった事に気が付いた。(苦笑) 夏バテのせいか、食欲があまり無く、ついつい仕事にかまけて食べる事を忘れていたりする。帰宅後、おもっきり鶏肉と野菜を食べたけど。みなさんもご用心!
早く涼しくなってほしいですね!JAZZには秋が似合うような気もしますし。
渋谷の様な人の多いところでも、倒れたらヤバイと思ってしまうのは、誰も助けてくれないんじゃないか・・という恐怖感ですね。世知辛いですが、その恐怖心のお陰で無事に家に帰れました。(苦笑)
今年は秋が有るのかなぁ?
でもインスピレーヨン沸きませんでしたか!残念です。ご指摘のように、これは映像向きの小説ですよね。それほど多くはない登場人物がメビウスの輪のように絡んできますが、そのあざとさに目をつむればなかなか粋なシーンが多々あります。私も小説や映画には整合性、現実性や社会性を重視します。ハチャメチャで荒唐無稽なものはどこかさめた自分がいてのめり込めません。(映画「恐怖の報酬」や「ミッドナイトエクスプレス」「Mr.インクレディブル」みたいなのも好きですが)
先日踊りの振付けの話で、とても有名な振付師が曲にあわせて振付けるのと、振付けを考えてから曲を探すのとの作品の出来映えの違いについて、実際にどちらも踊ったことのある人から感想を聞きました。踊りのユニークさや踊りの流麗さは、はじめに振付在りきに軍配が上がるが、見てて感動させる力を持っているのは曲にあわせて振付した方だといっていました。やはり映像と音楽、踊りと音楽など異質なものをコラボする場合、基本になるものからイメージする力がとても大事だということでしょう。
今回は何よりも、師匠が生徒の思いつき課題に真摯に取り組む姿勢に感動いたしました。ありがとうございました。
次回の課題をお楽しみに。
特に好きなのは「Bye George」と「El Nino」です。