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旅人はどう動いても目立つし戸惑う場面も多く、ついスキが出来る。
で、異国での装いは、現地に住んでいる人々の平均像に近づける。
気取った場所では気取り、カジュアルな場面ではそれなりに。
どちらにしても、サッパリとした外見が無難で、フリーになれる。
異国では”日本ものさしで断じない”ことである。
違和感こそ薬味である。違ってなければ異郷ではない。
観察し甲斐がないうえに、旅のゲームが始まらない。
旅の恥は、やっぱり恥である。
良くも悪くも ”恥” は日本人の行動規範を支えている。
だが、国が違えば”恥の強弱” には、想像以上の違いがある。
宗教や歴史によって蓄積されてきた社会風土が大きな差を作る。
生活や行動の物差しには、それぞれ特有なものが横たわっている。
従って恥の認識も違っている。
日本人の常識的な行動規範も、異国の社会には異質に映っている。