世態迷想・・抽斗の書き溜め

虫メガネのようであり、潜望鏡のようでも・・解も掴めず、整わず、抜け道も見つからず

組織の悪意

2018-03-26 | 組織が悪魔になる時

📌

近頃のニュースをみていると、

企業人や高級官僚の矜持が明らかに疑われる。

役人は悪いことをする、企業はズルいことをする、

そんな世間口にもどってしまう。

 

幾つもの大企業のトップが愚かな決定をし、

隠蔽に終始してきたことが、陸続と明るみに出ている。

技術立国で起こってはならない事態が連発している。

あの一流会社が・・?! 何社もである。

日本社会をがっかりさせている。

ずさんな品質管理、会計の不正、経営計画の失敗、隠蔽、

どれも結果は無残である。

目前の損益に振り回され、

存立を揺るがす損害をもたらしている。

景況が見えても、経営が見えてない。

その手法が不法であっても、社会不正義であっても、

ただただ、糊塗することに注力してきた帰結がこれだ。

賢明さを失ったトップ、

浅はかなごまかしに身を売った結果だ。

 

📌

優れた官僚が、優れて狡猾な指示を出す。

露骨に政権にすり寄る。

高度な組織といっても、

愚かな官僚一人でどうにでも動いてしまう。

そんな構図が見えてしまう。

 

制度と実態の乖離もしくは欺瞞の恥ずべき証明、

全国の行政機関が障害者雇用数の水増し。

 

トップが腐れば、組織内に悪臭が漂う。

人びとは異臭に馴染んでしまう。

 

📌

彼らは揃って、

いずれは次の場面がやってくる事を忘却している。

糊塗は糊塗、知恵ではあるまい。

現場スタッフの方がずっとそのことに敏感だ。

幹部が現場の意見を圧殺して、

挙げ句大組織の評価を失墜させている。

これまでの日本の経済的な成功体験が、

却って日本から懸命さを奪っている。

昨日の産業の雄が、今日はもう荒んでいる。

コメント
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