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近頃のニュースをみていると、
企業人や高級官僚の矜持が明らかに疑われる。
役人は悪いことをする、企業はズルいことをする、
そんな世間口にもどってしまう。
幾つもの大企業のトップが愚かな決定をし、
隠蔽に終始してきたことが、陸続と明るみに出ている。
技術立国で起こってはならない事態が連発している。
あの一流会社が・・?! 何社もである。
日本社会をがっかりさせている。
ずさんな品質管理、会計の不正、経営計画の失敗、隠蔽、
どれも結果は無残である。
目前の損益に振り回され、
存立を揺るがす損害をもたらしている。
景況が見えても、経営が見えてない。
その手法が不法であっても、社会不正義であっても、
ただただ、糊塗することに注力してきた帰結がこれだ。
賢明さを失ったトップ、
浅はかなごまかしに身を売った結果だ。
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優れた官僚が、優れて狡猾な指示を出す。
露骨に政権にすり寄る。
高度な組織といっても、
愚かな官僚一人でどうにでも動いてしまう。
そんな構図が見えてしまう。
制度と実態の乖離もしくは欺瞞の恥ずべき証明、
全国の行政機関が障害者雇用数の水増し。
トップが腐れば、組織内に悪臭が漂う。
人びとは異臭に馴染んでしまう。
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彼らは揃って、
いずれは次の場面がやってくる事を忘却している。
糊塗は糊塗、知恵ではあるまい。
現場スタッフの方がずっとそのことに敏感だ。
幹部が現場の意見を圧殺して、
挙げ句大組織の評価を失墜させている。
これまでの日本の経済的な成功体験が、
却って日本から懸命さを奪っている。
昨日の産業の雄が、今日はもう荒んでいる。