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海峡

2016-03-26 21:33:22 | 映画

「海峡」(昭和57年/東宝)

昭和57年度芸術祭参加作品

東宝創立50周年記念映画


<解説>

青函トンネル工事に挑む方々の物語です。

本州側(竜飛崎)からの国鉄直轄部隊による先進導抗工事を中心に描かれています。

先進導抗とは、本トンネルより先行して掘られるパイロットトンネルで地質などを確認する役目があります。

監督は「日本沈没」「八甲田山」の森谷司郎、原作は岩川隆(文藝春秋刊)

出演は、高倉健、吉永小百合、三浦友和、森繁久彌ほか。

東宝創立50周年の記念映画ということで出演者も豪華です。


<あらすじ>

昭和29年9月26日。

台風15号により青函連絡船洞爺丸他が遭難、乗客や職員1430名が亡くなる。

この事故から津軽海峡連絡の見直しが高まり、青函トンネルが注目される。

昭和30年2月18日。

津軽海峡連絡ずい道技術調査委員会設置。


本州側海底地質調査が竜飛崎沖で始まる。

赴任してのは阿久津剛(高倉健)。

時の政府、時の国鉄総裁に翻弄されながら30年に及ぶ青函トンネル工事の第一歩が始まる。


<感想>

トンネルに執念を燃やし、家族と葛藤する主人公に共鳴する自分がいます。

とはいえ同じ立場に立ったら同じ行動は取れないと思います。

竜飛崎での強風や寒さ、トンネル内での落盤等は迫力があり怖いくらいです。

劇中で将来は新幹線が走るトンネルと語られるシーンがあります。

公開当時は僕も北海道に新幹線なんて夢物語と思っていましたが、現実になったことでこの映画の価値が高まる気がします。


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