SOFC発電試験で使用しているコンプレッサーや窒素発生機ですが、圧縮過程で凝縮水が貯まっていくので定期的な水抜きが必要です。
気付いたときに手動でバルブを一定時間開けてやれば済む話ですが、夜間運転時や開け忘れがあると貯まりっ放しになり機械的に良くありません。
湿度が高い夏から秋にかけては数時間で1 l近く貯まりますが、晩秋の今は半分にも満たず1/5~1/10程度と、それほど急を迫られるものでもないです。
ただ、定期的な開閉は面倒なのでオートドレーンを設置しようかと思っていたところ、楽することを考えれば天下一品、今年の半分は道産子だった釣りバカ松ちゃんが「北海道の倉庫にドレーントラップがわんさかあるので滞在中のスタッフに送ってもらおうか?」とのご助言があり、渡りに船で依頼、今週にその代物が到着。
届いたものは電子トラップとダブルトラップ。
いつのものかと見てみると、電子トラップは1999年、ダブルトラップは1997年製と両者とも20年以上のビンテージもの!?
会社で北海道ショックと言われている(勝手に言っている)当時の代物です。
その年代、北海道の納入案件が多数重なり、特にコンプレッサーを使用している装置について全くの技術知識不足から選定ミスが相次ぎ、ほとんどの物件でトラブルが発生していました。
そして、その対応やら何やらで代替後の回収品、手配変更による不要品としてこれらのトラップもそのまま忘れ去られて山積みされていたのですが、20年を経て日の目を見ることになりました。
20年前、ノッポが北海道にしばらく滞在していたときもこれらを見ていたはずですが、こうして自分が携わっている試験で使用することになるとは当時は思いもしませんでしたね、当たり前の話ですが。
思い立ったが吉日な松ちゃんの設置工事も完了、遠隔システム導入と合わせてまた一つ自動化(放置)が進みましたな。
(圧力開閉用が無かったのでアンローダー用を取り付けましたが、ご愛敬!?)
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