葉桜とハナニラ

　きょうは灌仏会。きのうと打って変わってあたたかい。雲ひとつない晴天。午前中用事を済ませ花壇へ。さくらの花びらが花壇のパンジー・ビオラに散っている。きょうも水やりをせず花がら摘みだけ。蟻が巣をつっくているのでアブラムシが発生するおそれあり。ようすをみて早めにオルトランを散布しておこう。リナリアもチューリップもみんな元気。ストックが咲きアグロステンマも伸びてきた。春の花のシンフォニー開演中。

　圃場の雑草引きをしたあと、ハナニラが目立った(写真下)。小さな球根をもつ北アメリカ原産、ニラ科の多年草。
ベツレヘムの星ともよばれる。白い花に少し青みがかっている。掘り起こさずほったらかしにしている。

　千里南公園のさくらは葉桜になりはじめた(写真上)。それでもお花見はきょうも続いた。ピークがすぎ残り桜をたのしむといった風情。なんとなく長閑なふんいき。若い外国人が石のベンチに仰向けになって春の陽を浴びていた。
　花壇のチューリップがさくらに負けじと咲き競っていた。眼の痛みもやわらいでいる。

灌仏や皺手合る数珠の音　芭蕉
葉櫻にかけて眞白き日除けかな　鬼城

葉桜の影に昼寝の西欧人　愚句
葉桜は眼にやさしかり帽子脱ぐ　同