
連休のあいだ、ゆったりとした時間を過ごすことができました。
これが本来の生活、と思いつつ、無為の時間を過ごすことに後ろめたさも感じます。
もしかしたら高度経済成長期の後遺症なのかも・・・・。
不況しか知らない若者たちを「さとり世代」というそうです。
ガツガツと働かないで、そこそこ穏やかに暮らせればいいと考える世代。
みんながみんな、そうではないのでしょうが、確かに草食的人種が増えている感じはします。
でも、これが人の歴史の常態のような気がしないでもありません。
つまり高度に成長した時代というのが、むしろ一時的な異常事象でしかなかった。
そう考えれば、時代は平常に戻ったとも言えるわけです。
いっときの恋わずらいの熱に浮かされる時期。
そうした時期もあっていいけれど、それが死ぬまで続いたら病気。
経済成長の呪縛から逃れられない大人たちこそ病気・・・・。
リタイアしたあと、林住期、遊行期といった人生の過ごし方を知りました。
いずれも働くことから離れ、宗教的な「悟り」を得る暮らし方です。
いまの若者の「さとり」はそれとは違いますが、通じるところもあるようです。
たとえば、物欲にとらわれない。
ブランド物を欲しがらない、クルマに乗らない、欲しがらない・・・・。
酒を飲まない、スポーツをしない、旅行にいかない・・・・。
みんなわたしにも当てはまるので、もしかしたらわたしもさとり世代の仲間かも?
でも、違うところもありそうです。
浪費しない・・・・わたしはいまだに浪費癖から抜けだせない、年金暮らしなのに。
貯金だけが増える・・・・収入は殆ど年金だけなので、貯金は減るだけ。
恋愛に淡白・・・・いまは当てはまるかな、昔はそうでもなかったけれど。
ともかく、働くだけが人生でないことはたしか。
肝心なのは目的と手段を間違えないで暮らすこと。
そこはしっかりとおさえて、さあ、今日からまた浮世に戻りましょう。
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