
きっかけは元日のブログでした。
画像に富士山を使いたくて、葛飾北斎の凱風快晴の絵を使ったのが始まり。
その日は、富嶽三十六景のうちの十枚ほど使ってFlashで年賀状を作成。
二日、まずはをYoutubeで映画「北斎漫画」を鑑賞。
三十年ほどの前の映画で、観るのは初めて。
ほぼ二時間、田中裕子演じる北斎の娘お栄が魅力的でした。
そのあとネットでお栄発掘?の旅。
映画ではお栄が絵を描くシーンは出てきませんでした。
でも、お栄も絵師で、人呼んで女北斎、画号は葛飾鷹為(おうい)あるいは鷹栄。
娘を呼ぶときに、お~い、と呼ぶ父の口癖から「鷹為」としたとか。
アゴが出た女性で、父北斎からはアゴ、アゴと呼ばれたとか。
北斎の弟子が北斎とお栄を描いた「北斎火宅の図」(国立国会図書館蔵)
たしかにアゴが目立っていますね。

それはともかく、冒頭画像が応為の描いた「廓中格子先図」。
こんな浮世絵見たことない・・・・とビックリしました。
父娘とも西洋画の勉強もしたといいますから、その影響が見てとれます。
立体感、それに光と闇の描き方が素晴らしい!
はっきりと鷹為作とわかる絵はそれほど多くないようです。
その中からもう一枚。
これも灯りで照らされる部分と影の部分に眼を奪われます。
それに画面上方の点々、散る花びらか、あるいは星なのか・・・・。

というわけで、昨日はお栄にぞっこんの一日でした。
正月も、はや三日、そろそろ仕事モードに戻らないと・・・・。
思いつつ、まだ、北斎父娘の絵が目にちらついて離れません。
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