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世界遺産-斎場御嶽…東御廻り(2)!

2013-12-31 | 観光

 琉球王朝時代の聖地「東御廻り」のコースの一つで、世界遺産に登録されている「斎場御嶽」(南城市知念)を訪ねました。チケット売り場は、「がんじゅう駅南城」の駐車場にあります。

幸せの架け橋…がんじゅう駅南城

 がんじゅう駅南城には、南城市で行われているイベント情報や観光施設などのパンフレットがあり、調理室や体験室も整備されています。裏手広場には、「幸せの架け橋」があり、そこからの眺望は見事です。青い海の向こうに、神の島「久高島」が見えます。全国的にも話題のパワースポットとなっています。参照(がんじゅう駅 南城 http://okinawa-nanjo.jp/station/

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斎場御嶽

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「斎場御嶽(せーふぁうたき)…『御嶽』とは、奄美諸島から宮古・八重山にいたる南西諸島に広く分布している聖地の総称です。斎場御嶽は、琉球王朝時代に王府が整備した国家的な宗教組織との関係が深い、格式の高い祭祀場でありました。せーふぁ(霊感の高い聖なる場所)の名前が示すように、巨岩や聖樹に囲まれた空間には、首里城内にある部屋名と同じ名前の拝所があり、当時の王府と斎場御嶽の関わりの深さをみることができます。琉球最高神女である聞得大君の、就任儀礼「お新下り」の御名付けがこの地で行われたということは、王権を信仰面・精神面から支えていた証でもありましょう。現在でも、聖地巡拝の習慣を残す東御廻り(あがいうまーい)の聖地として、参拝客は後を絶ちません。世界遺産登録2000年12月2日、国指定1972年5月15日」

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「御門口(うじょうぐち)…斎場御嶽の入口で、神社でいえば拝殿に当たる所です。琉球最高の御嶽ゆえに、ここから入場できるのは王府関係者に限られていました。右側には、御嶽内にある六つの拝所を示す香炉が置かれ一般の人々はここで御嶽の中に向かって拝みました。」

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「大庫理(うふぐーい)…首里城正殿の二階は大庫理と呼ばれ、祭祀的な機能を持つ格式の高い場所です。聞得大君のお新下り儀式での『お名付け(霊威づけ)』の儀礼が、首里城と同じ名前を持つこの場所でとり行われたのは、その名にふさわしいことと言えましょう。前面にある磚(せん)敷きの広間では、神女たちが聞得大君を祝福し琉球王国の繁栄を祈りました。」

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「斎場御嶽の艦砲穴(かんぽうあな)…1945年の沖縄戦において、『鉄の暴風』と形容されるほどの砲弾が撃ち込まれ、終戦直後は沖縄本島至る所に艦砲穴といわれる砲弾でできた穴が残っていたが、大半の艦砲穴は埋められるなどして残っていない。そのため、沖縄戦の様子を伝える戦争遺跡として保存している。」

1413-1228-1449 岩を抱いたガジュマル

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「寄満(ゆいんち)…寄満とは首里城内にある建物の名前で、国王のために食事を作る厨房を指します。当時、ここには国内外からの海幸・山幸が集まりました。それが、『豊穣の寄り満つる所』と理解されていったのでしょう。同じ名前を持つ斎場御嶽のこの場所には、第二次世界大戦前まで、その年の吉兆を占う馬の形をした石(うまぐゎーいし)が置かれていました。」

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「シキヨダユルアマガヌビー(奥側) アマダユルアシカヌビー(参道側)…二つの壷中にあるのは神聖な水です。触れることは、ご遠慮ください。 沖縄県南城市教育委員会」

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「三角岩…自然岩や洞穴に囲まれたこの場所には、いくつもの拝所が集まっています。正面に見える三角形の空間の突き当たりが三庫理(さんぐーい)、右側がチョウノハナの拝所で、いずれも首里城内にある場所と同じ名前を持っています。また、左側からは太平洋と久高島が遠望できます。さて、三角岩の右側には、『貴婦人様お休み所』と日本の鍾乳石が見えます。滴り落ちる水はその下に置かれた壷に受けられ、それぞれが中城御殿(国王の世子)と聞得大君御殿の吉兆を占うとともに、お正月の若水とりの儀式にも使われる霊水でした。」

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「久高島遙拝所(くだかじまようはいじょ)…琉球王国の絶対的な存在である国王はまさに太陽であり、その太陽のあがる方向にある久高島は、東方楽土ニライカナイへの『お通し(遙拝)』所として沖縄各地で崇拝されています。琉球王朝時代の久高島遙拝所は御門口下方にありますが、いつしかこの場所が遙拝所として定着したことを受け、南城市としても保護しているものです。沖縄県南城市教育委員会」

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