「やちむん(焼き物)」は、「陶器」と「磁器」に大別されます 「陶器」は「土物」と呼ばれ、粘土を練って成形し、素焼きした後、釉薬を施し、比較的低温で焼いたものです。食器や花器などのうつわ類として用い、素地が多孔質で吸水性があり、叩くと鈍い音を発します。「磁器」は「石物」と呼ばれ、粘土や粉末状の鉱物を練って成形し、素焼きした後、釉薬を施し、比較的高温で焼くものです。食器や花器などのうつわ類として用い、ガラス質で吸水性がなく、透明度の高い白色で、たたくと金属的な澄んだ音を発します。 . . . 本文を読む
……「職人工房 海風」には、「風水・オリオンビール・カメーオバー・大太鼓・牛ギュー・三線オジイ・いちゃりば」など、沖縄を題材とした、ユニークな名称の、表情豊かなシーサーがいっぱいでした。「カメーカメー(食べろ、食べろ)」「イチャリバチョウデー(一度会ったら皆兄弟)」「ウートートゥ(祖先の霊に手を合わせる時に使う尊敬の念を表す言葉)」……、思わず立ち止まり、見入ってしまいました。 . . . 本文を読む
台風により、農作物、野山の草木、街路樹、庭園の草花など、強風にさらされ、葉が褐色になったものが多く見られました。「台風銀座」と呼ばれ、毎年、いくつもの台風がやってくる沖縄ですが、一時期、周りから緑が少なくなりました。……近くの「サガリバナ」も、ほとんどの葉を落としました。その後、芽を出し、葉も新緑から濃い緑色に変わってきています。ここでは、6月中旬頃から12月頃までの間に3回ほど、花をつけます。 . . . 本文を読む
開園20周年を迎える首里城で、「首里城祭」が開催されています。10月27日(土)、28日(日)、「万国津梁の灯火」として、首里城公園、守礼門前、首里杜館前広場、龍潭周辺に7000本のキャンドルが灯されました。首里の子どもたちの「あかり絵」コーナーでは、「那覇市立城東小学校、城西小学校、城南小学校、城北小学校、大名小学校、石嶺小学校」の児童が描いた絵で容器を包んだキャンドルが、学校単位で、並べられていました。家族で訪れ、子どもが誇らしげに説明し、母親がデジカメで撮影して様子が見られました。 . . . 本文を読む
南城市では、10月20日(土)から28日(日)まで、「半島芸術祭in南城」として、「南城市内各工房とギャラリーすべてをイベント会場(コア会場)として見立て、市内を回遊しながら、芸術の秋を楽しむユニークなイベント」が開催されています。その一環として、27日14時から、南城市文化センター・シュガーホールで、アフリカ映画「おじいさんと草原の小学校」が上映され、ロビーでは「アフリカ文化紹介」がなされました。(主催者:半島芸術祭in南城実行委員会・NPO法人レキオウイングス、後援:南城市・JICA沖縄国際センター) . . . 本文を読む
……この塔は、1945年の沖縄戦で散華した沖縄師範学校男子部の野田校長以下職員・生徒の御霊を祀ったものである。 鉄血勤皇師範隊は、3月31日沖縄守備軍の命令によって編成された。以来、同隊は軍と共に首里戦線からここ摩文仁の地まで勇戦奮闘し319柱の職員・生徒を失った。誠に痛ましく断腸の思いである。…… 。 . . . 本文を読む
10月19日、南城市玉城の「サキタリ洞遺跡」で、約1万2千年前の人骨・石器が発見されたというニュースが流れました。知人の0氏が遺跡の発掘作業に関わっていることもあり、21日、「サキタリ洞遺跡」を訪ねました。……実際の発掘現場で、本物の出土品を見ることができ、1万2千年の時の流れと、その間に地球上で起きたさまざまなことに思いを馳せ、不思議な気分に浸っていました。 . . . 本文を読む
塔の側には、「ひめゆり平和祈念資料館」が建てられ、館内は、「多目的ホール」「第1展示室-ひめゆりの青春」「第2展示室-ひめゆりの戦場」「第3展示室-解散命令と死の彷徨」「第4展示室-鎮魂」「ガマジオラマ」「第5展示室-回想」「平和への広場」となっています。展示物をゆっくり見ながら、沖縄戦、軍隊と住民、戦時下の教育、生と死、平和……とさまざまなことを考えさせられました。建物に囲まれた「中庭」には、色とりどりの花が咲いていて、心が安らぎます。 . . . 本文を読む
「20号入り口(受付)」で入場料を払い、ヘルメット、懐中電灯を受け取り、説明を聞いて、中に入りました。ドアを閉め、電灯を消すと真っ暗で何も見えません。「夏でもひんやりしていますよ」とガイド。電灯をつけて、「埋められた医薬品類」「ツルハシ」を見ました。ガイド(Mさん、新潟出身、本部で絣織り)によると、20号は、「真っ黒な壁」「焼けこげた坑木」「通路が曲線を描いている」等の特徴があるそうです。「鉄砲の弾はまっすぐにしか飛ばないので、少し先に行けば逃げ延びることができます。それで命拾いをした人がいますよ。」と話してくれました。 . . . 本文を読む
糸満市観光課は次のように呼びかけています。……会場となる米須海岸クリフポイントは、さんご礁の上でブレイクするリーフブレイクでビーチブレイクとは違う独特のクリアウォーターのなか開催されます。地元や県外のサーファーはもちろん、外国人も参加してのコンテストは沖縄ならでの空間です。コンテスト観戦は無料です!。選手たちにご声援下さい。…… . . . 本文を読む
ガジュマルは、幹から気根を伸ばして「独特な樹形」を作り、数mの大木になり、木陰はひんやりとして、「厳かな雰囲気」を漂わせます。沖縄では、古くから、ガジュマルの大木には、「キジムナー」という妖精が棲みつくと言い伝えられています。多くの幸福をもたらす「多幸の樹」であるとも言われます。 . . . 本文を読む
沖縄戦後、糸満市米須に収容されていた真和志村民(現在の那覇市首里真和志町民)は、地域住民の協力を得て、道路、畑の中、周辺いたる所に散乱していた35,000体もの遺骨を収集して、1946年2月27日に塔を建立しました。それが「魂魄の塔」で、沖縄県で最初に建立された慰霊碑と言われています。 . . . 本文を読む
戦況の悪化とともに、一同が身を寄せていた場所も激しい爆撃を受け、その後、火をつけられ、焼き払われたそうです。祖母(母の母)が、戦火の中を死にものぐるいで、がれきの中から子どもたちを引き出し、数人を救い出しました。しかし、親族10名の命が奪われ、「平和の礎」に刻銘されています。86歳の母の手足には、そのときの傷跡が残っており、寒くなると疼くと言います。 . . . 本文を読む
平和祈念公園では、台風で痛めつけられて葉が褐色になり、その後、落葉したままの木々が見られる一方、すでに新芽が吹き出している、勢いのある木々も見られました。どんなに痛めつけられても、新たな芽を出し、命をつないでいく植物のたくましさと、個々の回復力の違いを感じ、公園内の花を探すことにしました。 . . . 本文を読む
平和祈念公園は、「霊域ゾーン、園路広場ゾーン、平和ゾーン、レクリエーションゾーン」の4つに区分されて整備されています。沖縄戦で最後の激戦地となった丘陵地一帯は「霊域ゾーン」で、園路の左右には、「国立戦没者墓苑」や各県の「慰霊塔」が建立されています。 . . . 本文を読む