出産した瞬間から２時間は、とっても大事な時間です。

赤ちゃんは、生まれてきた瞬間大きな目を開け、元気な声をだして泣きます。 お母さんの声を聞いてホット安心致します。そうすると泣き声も落ちついてきます。
お母さんに抱かれて、おっぱいを吸うことによって、匂いや温かさや、乳首やおっぱいの味を知ります。 生まれて２時間は、新生児覚醒といって赤ちゃんにとっても大事な時間なのです。
赤ちゃんはこの２時間の間に、はっきりと脳に刷り込み(母親だということを)をする時間です。いわゆる刷り込み現象といわれております。だから普通の２時間と違って大事なだいじな時間なのです。
赤ちゃんと同じようにお母さんだって、生まれてきた我が子をしっかり見つめあっていたいという自然な感情が湧き上がってきます。

胎盤が出てから、２時間の間にプロラクチンというホルモンが急速に出てきます。
だから、母乳育児を成功させる１０か条の中で（ＷＨＯ・ユニセフ）生まれたらすぐにおっぱいを吸わせましょうと。 乳頭を刺激することによって下垂体前葉からプロラクチン。下垂体後葉からオキシトシンが出てきます。

プロラクチンは、おっぱいを作るホルモン。オキシトシンは、乳腺を収縮して乳汁を押し出してくれます。 いっぱいおっぱいを吸わせることによって、母乳の出をよくしてくれます。
生まれてすぐから、頻回におっぱいを飲ませることが、出るようになるコツなのです。
赤ちゃんも生まれて３０分をピークにカテコラミンが分泌いたします。カテコラミンはしっかりと目を覚ましてくれます。 約２時間後に、尿から排出し、赤ちゃんはトロトロ眠ってしまいます。

お産が難産だったり、赤ちゃんの状態によっては、直接授乳が出来ない場合もあります。

そうでない場合においては、産後すぐの２時間は、意識して赤ちゃんと接してみましょう。

そうかー。そんな大事な時間だったんですねという声を良くききますね。