半年

早いものであの日から半年が経ちました。
あっという間だった気がします。

あの日までは自分が生きてる限り地元の海部津島地域は大きな災害に見舞われることは200％無いと神がかり的な変な自信がありました。
その自信は、尾張地方はいつ大災害に見舞われてもおかしくないという現状に基づくものでした。
でも、あの日を境にその自信を失くしました。
逆に東海地震が起きれば自分は確実に死ぬと思うようになりました、それは今も変わらない。
震災は自分の心に大きな穴を開けていったけど、それは予想外に大きな穴でした。
見た目元気そうだけどね･･･。

あの日は仕事で、ちょうど休憩でご飯を食べてる最中でした。
ユラユラと揺れだしそれからガタガタと縦揺れが来ると思っていたら、そのままユサユサと横揺れが続きました。
今まで横揺れは経験した記憶がないから、今思うとあの揺れはある意味恐怖を感じます。

ケータイで地震速報を確認すると、マグニチュードは7.9。
しかし、あとから9.0に訂正されました。
そして、実はマグニチュードよりも重要ではないかと言われている揺れの加速度(ガル)は2922ガルで、阪神淡路の848ガルを大きく上回る強さでした。
同じ震度7でも、8段階制だった阪神と10段階制の東日本、言っちゃえば東日本は震度10って事ですよ。
そりゃ10ならマグニチュードは7.9なわけはないわね。
加速度を見れば一目瞭然てことです。
今後は速報とかでも加速度も表示してほしいね。

震災後、4月、5月、6月と現地へ行きました。
4月は街はまだ瓦礫であふれていて、まだ気が張り詰めている感じでした。
5月は2ヶ月が経ったのに、復旧ままならない石巻の現状を目の当たりにしました。
6月は3ヶ月が経ち、表向きはきれいになった街の風景、でも瓦礫の撤去率はたったの18％。
釜石の路地裏、小友や両石などの小さい集落では4月のデジャヴを見ました。
9月は半年の節目だけど先月のつけが回って残念ながら行くことができませんが、来月再びおじゃまします。
その次は1年の3月。
そのあとは毎年3月に行く予定でいます。

街の復興はもちろんだけど、それよりも自然の再生もこの目で見守りたいと思っています。

もう、上から目線には思われないですかね？

よし！がんばろう東北！

文久三年！

あ～、ちょっと楽になった。