つれ:「総領息子のウチのオヤジは世界一てぇきめゼリフにはちと泣かされたねぇ」
ズレ:「ちっとどころか号泣もんで、亀田ファミリーを肴にした大衆の一員としちゃ恥じ入るばかりでぃ」
つれ:「男手一つで立派な子供を育てたとなるとご当主の方にも肩入れしたいところだけど、世間の評判は更に下がってるみたいだよ」
ズレ:「我が子可愛さで親バカの度が過ぎたとしても、子供を顧みずに好き勝手したり虐待するような親に比べれば国民栄誉賞を差し上げてもいいくらいだぜ」
つれ:「反則を指示しといてそんなことは言ってないってんじゃ、その可愛い我が子に泥を塗ることになるんじゃないのかぃ」
ズレ:「憚りながら言い訳はしないてぇ潔い亀田家に成り代わって弁解させていただくなら、いくら若輩だろうとプロボクサーのプライドに賭けて危険な反則はしないのは承知のうえで劣勢に焦れてる息子をリラックスさせようと飛ばした檄で、当のご本人も夢中になってたから何を言ったか覚えてないってのが正味のとこなんじゃねぇか」
つれ:「たとえそうでも動かぬ証拠があるからには、往生際が悪いとしか映らないだろうに」
ズレ:「そういう体裁を取り繕う小賢しさがないってことで、誰だって本音だけで世の中を渡りゃあちこちで軋轢は生じらぁな」
つれ:「建前だけで小器用に世の中を渡ってるような高級官僚あたりと足して2で割りゃいいのかねぇ・・」