つれズレ愚抄

つれ：「ヘ－シンさん・山本小鉄さんに続いて初代若乃花関と、奇しくも格闘系の訃報が続いたねぇ」

ズレ：「いかに天下無双の偉丈夫とて天命には抗い難いからなぁ」

つれ：「角界はここんとこゴタゴタ続きなのを心残りに旅立たれたんじゃないかぃ」

ズレ：「おそらく往時から既に因習だったものをそれはそれこれはこれと見分ける世間の分別があればこそ相撲に集中できたんで、その点じゃむしろ国際化はいいとしても外人力士ばかりが国技を席巻してる方を気に掛けられてたかもしれねぇぜ」

つれ：「体格差も稽古でねじ伏せた土俵の鬼としちゃ、体格は立派でも不甲斐ない日本勢には歯がゆい思いをなさってただろうねぇ」

ズレ：「国政の方もあんまり政治と金てぇ因習にばかり目くじら立ててると、体裁だけは立派になっても政技の稽古に集中できずに肝心の政策がお留守になっちまうんじゃねぇか」

つれ：「鬼が国政を去ってふと気づいたら政治も外国勢が席巻してたなんてのは勘弁して貰いたいもんだょ・・」