ズレ:「不朽のシリーズ作ともなると冒頭のフォーマットから懐かしいスター・ウォーズワールドに引き込まれる心地良さがあるところに予めレイア姫の遺作となったことが分かってるから、一作目公開時からの付き合いがある身には何やら正月に帰省して実家の仏壇に線香を上げる気分になってくるわな。
そんな思い入れがあるせいか作品自体の内容も定番のCGアクションよりも哲学的な描写の方が目に付く印象で、当初はまだ少年の面影を残していたルーク・スカイウォーカーが老けメイクでなくリアルにそれなりの風貌になった実年月の経過自体が既に壮大なスペースオペラのようだぜ。
作品数の多いシリーズものとなれば洋画なら007・邦画なら寅さんてぇことになるけれど40年に亘って連綿とストーリーを繋いでくスタイルは寡聞にして類例が思い浮かばず、日本でこれに対抗するならさしずめ”北の国から”で純と蛍が実年齢どおりに推移してくドラマなんぞを是非拝見させていただきたいもんでぃ」