つれ:「原作は存じ上げないままこの時期公開なら冬休みファミリー向け教養映画だろうとタカを括ってスルーの構えでいたら随所で高い評価が目に付き、そういうことなら観ず嫌いはもってのほかと映画館に足を運んでみると噂に違わぬ見事なエンタメ作品にすっかり脱帽てな按配だょ。
教養要素を前提とするストーリーははたらく細胞ってよりたたかう細胞とも言うべき壮大なアクションを繰り広げる中にクスグリもふんだんに盛り込んでて、赤血球と白血球・キラーとNK・母体の父娘を演じる役者さんがそれぞれ他の名作TVドラマで既視感のある組み合わせになってるキャスティングの妙にも唸らされるよねぇ。
てな具合に他人事のように鑑賞してる自分の体内でも今まさにそういう戦いが続けられてると思えば多少は健康に気を使わねばという意識にもなり、そういう意味じゃ冬休みに限らない日頃不摂生なアダルト向け啓蒙映画とも言えるんじゃないかぃ」