ズレ:「人類史上にも残るであろう稀代の歌姫の苛烈な生涯を圧倒的な歌唱と細かく時間を行き来する手法で淡々と描き出したなかなかの力作じゃねぇか。
2時間半クラスの長尺ものながら主演女優さんのエディット・ピアフなりきり感200%の熱演とエピソードを深追いしないスピーディーな展開で時間を忘れさせるし、名曲の数々をさりげなく配置しながら無音も音曲として編成したような演出が心憎いばかりで、同じく惜しまれつつ世を去った稀代の歌姫、越路吹雪・江利チエミ・美空ひばりといった大先生方の追憶を呼び覚ます部分があるのも日本人ならではの見所ってもんでぃ。
筋の運びにはそもそもピアフさんをご存じない方は見ないだろうてぇ割り切りも感じられるけど、ピアフさんにもシャンソンにも馴染みのない方の目や耳には何を訴えるかが興味津々てところだわな」
2時間半クラスの長尺ものながら主演女優さんのエディット・ピアフなりきり感200%の熱演とエピソードを深追いしないスピーディーな展開で時間を忘れさせるし、名曲の数々をさりげなく配置しながら無音も音曲として編成したような演出が心憎いばかりで、同じく惜しまれつつ世を去った稀代の歌姫、越路吹雪・江利チエミ・美空ひばりといった大先生方の追憶を呼び覚ます部分があるのも日本人ならではの見所ってもんでぃ。
筋の運びにはそもそもピアフさんをご存じない方は見ないだろうてぇ割り切りも感じられるけど、ピアフさんにもシャンソンにも馴染みのない方の目や耳には何を訴えるかが興味津々てところだわな」