ズレ:「お涙頂戴の浪花節的に心情をくすぐるごもっともな事例を並び立てられりゃついおヒネリの一つも投げ込みたくなるけれど、改憲を置いといて解釈だけで何とかしようてぇ講談の節回しはどうにも引っ掛かるわな」
つれ:「発動事例を限定するったってそれも解釈次第なら、地域衝突で済む筈の盧溝橋から日中全面戦争に引き摺り込まれたように際限なく拡大しそうだもんねぇ」
ズレ:「同じ解釈頼みなら現行憲法下で集団自衛が可能とするよりは、引き合いに出したような事例は攻撃も専守のうちだから個別自衛の範疇で可能とする方がまだいくらか穏当なんじゃねぇか」
つれ:「安倍さんとすりゃ何としても集団自衛ありきの信条を占守すべく、ウィークポイントになりそうな法制局長官にも詰め腹を切らせて専制する構えみたいだよ」
ズレ:「事を急いで拙速に陥らないよう、政権擦り寄り与党としては珍しく頑なに難色を示してる公明党さんにはあくまで独立不羈の公党らしい主張を貫徹して貰いたくなるようだぜ」
つれ:「そこは大臣枠拡大で僭主を窺う党是なだけに、拡大解釈防止のため防衛相を公明党枠にてな手の打ちどころは既に先制してるのかもよ・・」