夏の甲子園2回戦「滋賀学園」で、「花巻東」と8月13日(火)の第4試合で対戦する。
↑大応援団の滋賀学園(写真:日刊スポーツより)
「滋賀学園」は夏の大会15年ぶりで既に1回戦を「有田工」(佐賀)を10対6で下し、2回戦突破を目指している。
一方、MLBの大谷翔平を輩出した「花巻東」はこの春の東北大会で優勝し、岩手県大会では宿敵の盛岡大付属を下し12回目の甲子園出場を果たしている強豪である。
有名校「花巻東」であるが今回の2回戦の相手である「滋賀学園」のことを岩手県ではどのように伝えれているのか検索してみた。
結果は、総じて大きく報道されていない、対戦対手として余り重きを置いていない感じである。甲子園、高校野球の歴史では「滋賀学園」はまだほとんど無名に近い存在であると思われる。この中で最も詳しく取り上げていたのは岩手放送だけだった。
「滋賀学園」が全国的にまだ無名であっても、誰も一戦一戦積み上げ実績、歴史を作るものである。「近江高校」がその例である。「滋賀学園」には臆することなく、堂々と「花巻東」に挑んで欲しい。これから「滋賀学園」の歴史を作って欲しい。
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岩手県で報道されている「滋賀学園」チーム
岩手県では「花巻東」と「盛岡大付属」は、夏の甲子園出場回数が11回で並んでいて、この夏は「花巻東」が勝って、岩手県内の高校では最多の12回目の夏の甲子園出場となった。
第106回全国高校野球選手権大会は8月7日(水)、兵庫県西宮市の甲子園球場で開幕した。岩手県代表の「花巻東」(2年連続12度目)は開会式で力強く腕を振り入場行進。初戦の2回戦は、開幕試合で勝利した「滋賀学園」(15年ぶり2度目)と対戦することが決まった。
<岩手日報より>
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夏の岩手県大会を制した花巻東ナインが7月31日(水)朝、夢の舞台・甲子園に向け出発した。
7月31日は花巻空港で出発式が開かれ、保護者や学校の職員など約40人が花巻東ナインを見送った。
式では花巻東の小田島順造校長が「岩手県大会では大変すばらしい成果を上げてきた。全国でも岩手の代表として力を発揮してほしい」と選手たちを激励した。
これに対し村上太一キャプテンが「岩手から日本一を達成できるよう頑張ります」と甲子園での活躍を誓った。
花巻東(3年) 村上太一主将
「たくさんの方に見送っていただいて岩手県代表として恥じないプレーをしたい。結果で少しでも恩返しができたら」
花巻東ナインは午前9時過ぎの便で出発し8月7日(水)の開幕に向け現地で調整を進める。
<東京新聞より>
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連日熱戦が繰り広げられている高校野球夏の甲子園。岩手代表の「花巻東」は、大会7日目の8月13日(火)に初戦を迎える。対戦相手は滋賀代表の「滋賀学園」である。いったいどんなチームなのでしょうか?
8月7日(水)に開幕した夏の甲子園。2年連続12回目の出場となる岩手代表・「花巻東」は、今年の開幕試合の勝者が初戦の相手となる。
佐賀代表の「有田工業」と滋賀代表の「滋賀学園」の対戦となった開幕試合。点の取り合いとなった試合を10対6で制したのは「滋賀学園」だった。 15年ぶり2回目の夏の甲子園出場の「滋賀学園」は、春のセンバツにも2度出場していて、過去には岩手県勢との対決もあった。2016年の春のセンバツの2回戦で「釜石」と対戦した「滋賀学園」は、9対1で勝ってベスト8に進出している。
有田工業との開幕試合では点を取り合う展開となったが、今年の「滋賀学園」チームの特徴は、左右の両エースを中心とした堅い守備。エースナンバー1を背負う3年生右腕の脇本輝士投手は、最速145kmのストレートに加え、縦・横2種類のスライダー、チェンジアップ、スプリット、ツーシーム、カーブと多彩な変化球を使い分ける。開幕試合では初回に三者連続三振の好投を見せて存在感を示した。
また、背番号10の3年生左腕・高橋侠聖投手も4種類の変化球で打たせて取る投球が持ち。
一方、開幕試合で2桁得点を挙げた打線の中心は5番の仲田隆玖選手。この試合5打数3安打の活躍で、このうち2本はスリーベースヒットだった。また50m6秒3の俊足でもある。
攻撃では相手投手の変化球への対応。守備では長打への警戒が「花巻東」の初戦突破の鍵となりそうである。
<岩手放送より>