日本陸上競技選手権(6月30日、新潟県)の男子800メートルで優勝した滋賀学園高校3年生の「落合 晃」選手(17歳)が24日、報告のため小椋正清東近江市長を表敬訪問した。
日本陸上競技選手権大会はパリ五輪の選考を兼ね、落合選手は参加標準記録(1分44秒70)には届かなかったものの、大雨の悪コンディションの中、シニアの強豪選手をラストまで引っ張るレース展開をみせ、若手台頭を印象づけた。
この日、オレンジ色のジャージ姿で訪問した落合選手は大会報告した後、小椋市長から花束を贈られた。続く懇談ではU20アジア選手権(4月、UAE・ドバイ)と日本選手権の金メダルを披露した。
また、同大会では予選から絶好調で、自身がもつ日本高校生記録とU20日本記録を上回る1分45秒82をマークし、「最初の入りはいい感じだった」と振り返った。小椋市長は、「(今後の活躍を)期待しているので頑張って下さい」とエールを送った。
落合選手は高島市出身。小学校でトライアスロンに親しみ、中学校から陸上競技を始めると頭角を現した。
五輪出場の目標を昨年から掲げ、著しい成長で「夢だったのが目標になった」と手応えをつかんでいた。
沢山の声援を受けて、「パリ五輪には届かなかったが、次のインターハイ、U20で頑張りますので、これからも応援を宜しくお願いします」と、次の挑戦に目を向けた。
7月28日~8月1日の全国高校総体(インターハイ、福岡県)、8月27日~31日のU20世界選手権(ペルー・リマ)に出場する。
<記事・写真: 滋賀報知新聞より>