”スローライフ滋賀” 

センバツ2025 滋賀学園チアチーム 観客も“メンバー”に 球場の声援、手拍子導く

 今春2025年のセンバツに出場する「滋賀学園」は応援席での「キレキレダンス」が代名詞だ。昨夏の甲子園では鋭くユニークな動きがアルプススタンドを沸かせてチーム初の8強入りの後押しをしただけでなく、SNS(ネット交流サービス)上などで大きな話題となった。野球部員とともに応援を盛り上げるのが「滋賀学園チアリーディングチーム」だ。センバツでも全力でサポートする。

 滋賀学園チアリーディングチームのメンバーは42人。滋賀学園に通っている高校生のみならず、近隣の小中学生も所属できる。練習は週5~6日で、滋賀学園の体育館で行う。野球部の応援以外にも、バレーボールやアメリカンフットボールなどの社会人チームや他校の部活の友情応援も行っている。

 今春のセンバツは約15曲を披露する。「R.Y.U.S.E.I.」(三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBE)やジャズの定番曲「A列車で行こう」など昨夏に一世を風靡(ふうび)したダンスは継続し、センバツでは新曲も披露する予定。まだ制作途中だが、チアリーディングチームの村井三幸コーチは、「球場のみんながのれる、お祭りをイメージしたダンスを取り入れたい」と意気込む。

振り付けは野球部と

 振り付けは村井コーチと野球部員で考える。滋賀学園が高校DX加速化推進事業(DXハイスクール)に指定されていることから取り入れたコンピューター音楽の「メガロバニア」でウサギの耳を表現するなどの特徴的な振り付けは、野球部員で応援団長だった荒井浩志さん(3年)らと意見交換しながら完成させた。村井コーチは「振り付けを考えるのには野球部員がいないと始まらない。部員が考える面白い動きを取り入れている」。

 スタンドでの応援は、野球部員は全力で踊ることに集中するが、チアチームのメンバーは「会場を巻き込むように踊ること」を意識する。「せーの!」などとかけ声をして、観客の声援や手拍子をそろえて大きく響かせるのが役割だ。

 チアチームの堀田桃花さん(小学4年)は「メガロバニアのリーゼントの動きに注目して欲しい」と話し、岩崎仁帆菜さん(小学6年)は「応援日本一を取るよ!」と意気込んだ。小学1年生の時からチアチームに所属している山根心梨さん(滋賀学園1年)は「甲子園の応援は3回目。また甲子園に行けて嬉しい」と話し、梶田結愛さん(同)は「全員で大きな声を出して、お客さんを巻き込み応援します」と気合を入れた。

<記事: 毎日新聞より>

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