”スローライフ滋賀” 

東近江名物大凧 「チャレンジ大凧」が始動(東近江市)

 東近江市の伝統でもある東近江大凧を制作する子どもたちの挑戦「チャレンジ大凧」の、のりつけ式がこのほど、東近江大凧会館別館で行われた。


↑写真:滋賀報知新聞より

 チャレンジ大凧とは、国の無形民俗文化財にも指定されている東近江大凧の将来の担い手となる子どもたちにスポットをあて、先人たちが伝えてきた大凧の制作や飛揚技術を伝授するプロジェクト。世界無形文化遺産の登録を目指して東近江大凧保存会らが2007年から毎年実施しており、今回は新型コロナ禍の影響で3年ぶりの開催となった。

 今年も東近江市内の小学5、6年生を対象に募集をかけ、志を持った4人の児童が集まった。
初日は保存会メンバーから東近江大凧の簡単な歴史が伝えられ、これから一緒に制作する参加者同士で自己紹介を行い絆を深め合った。
 その後、制作する8畳敷東近江大凧(縦3・75、横3・4m)の絵柄が発表された。朱色の「和」の文字を持つ辰(たつ)と「なす」を上部に描き、中心には薨去(こうきょ)1400年記念の聖徳太子のロゴマークを添えた。
東近江大凧の特徴の判じもんは「和を以て貴(たっと)しとなす」。東近江市にゆかりある太子が残した言葉をもとに、協力、協調の大切さを込めた。

 この日は、和紙をのりで付け合わせる大凧制作の最初の儀式「のりつけ式」も行われ、保存会の指導のもと児童たちは丁寧にのりで和紙を継ぎ合わせた。
 河瀬明日香さんは「完成した大きな大凧を揚げるのが楽しみ」と期待を膨らませていた。
 今後は下絵や骨組、つり糸調整などの制作工程を経て12月10日(土)に飛揚。来年1月8日(日)の祝成人式大凧飛揚への参加も予定している。

 なお、保存会は今回のチャレンジ大凧の制作メンバーを随時募集している。対象は東近江市内の小学5、6年生。制作は週に1回程度(主に土曜日の午前中)。参加費1千円。

 詳しくは、東近江大凧会館(TEL0748―23―0081)まで。

<滋賀報知新聞より>
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「東近江ライフ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事