”スローライフ滋賀” 

奏でよう東近江市の音色 「東近江吹奏楽団」結成(東近江市)

 東近江市立八日市文化芸術会館が運営する市民楽団「東近江市吹奏楽団」が昨年発足し、現在は団員45人の吹奏楽団として当初より一回り大きくなった。東近江市出身のオーボエ奏者、「岡山理絵」さん(神戸市室内管弦楽団)ら指導のもと、3月9日(日)に開かれる設立記念の第1回演奏会に向け団員らは日々音の研さんに励んでいる。

音楽あふれるまちへ市民楽団復活の演奏会が3月開催

 東近江地域ではかつて、滋賀県下3番目の市民吹奏楽団として「八日市吹奏楽団」が1973年に結成された歴史がある。

 2005年、東近江市の誕生に合わせ「ウインドソサエティ東近江(WiSH)」と改称。中高生の育成や生涯学習の場として地域の吹奏楽の発展に貢献してきた。それ以降も活動が続けられたが、団員の減少などに加え、コロナ禍の影響で楽団の長い歴史に幕を閉じることになった。
 コロナ禍も過ぎ、市民楽団がなかった東近江市に「吹奏楽の文化を絶やしてはいけない」「東近江市がもっと音楽あふれるまちに」と、八日市文化芸術会館(東近江市地域振興事業団)が宝くじ助成金を活用して新たな市民楽団、東近江市吹奏楽団を結成した。

 現在は10代から60代までの団員が集まり、日々の練習に励んでいる。東近江市内外の学生や会社員など経歴はさまざま。合同練習は月2、3回ほどで、総合アドバイザーを務める岡山さんの他、有名楽団のプロ奏者らが指導してアドバイスを送っている。

 楽団を運営する八日市文化芸術会館職員の端洋一さんは「市民楽団は吹奏楽を続ける中高生らにとって学校卒業後の活動の場でもあったが、市民楽団がないことでそのままやめてしまう生徒もいた」と話す。「市外の楽団に入団する吹奏楽経験者も多く、東近江の吹奏楽の文化を絶やしてはならないと創設に踏み切った」と結成の思いを振り返る。

 前身の楽団から無償で楽器を譲り受けることもでき、団員の数も相応に揃った。端さんは「劇場が運営する楽団として、クオリティの良い音楽を生み出したい」と記念演奏会に向け力を込める。

東近江市吹奏楽団に関する問い合わせ:           
東近江市立八日市文化芸術会館                                 
東近江市青葉町1−50                                       
0748―23―6862

<記事・写真: 滋賀報知新聞より>

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