”スローライフ滋賀” 

近江牛、巣ごもりで人気 ふるさと納税好調

 近江八幡市への「ふるさと納税」が好調を見せている。
2020年度は昨年末時点で、既に過去最高となる36億1200万円余が集まり、前年同期比の1.6倍に上っている。件数も約94000件で前年度をはるかに超えた。
コロナ禍で外食の機会が減る中、返礼品の「近江牛」が人気を集めた結果で、近江八幡市は「巣ごもり需要を取り込んだ」と見ている。

 
↑写真:中日新聞より

 近江八幡市に寄せられたふるさと納税額は滋賀県内の市町の中で、2014年度から6年続けてトップ。
2019年度は約58000件、23億6700万円余に上った。
返礼品は従来も近江牛関連が8割を占め、寝具や米、野菜、湖魚の加工品を含む魚介類
などが続く。2020年度は近江牛関連が更に増え、約85%を占めている。
 近江八幡市は例年の傾向から、2020年度のふるさと納税は最終的に38億5000万円程度に上ると見込む。近江八幡市は「飲食店をはじめ厳しい状況が続き、もろ手を挙げては喜べない。コロナ禍で税収減が見込まれる中、自主財源の確保につながり、ありがたい」と語る。

 ふるさと納税の活用先は「自然環境や歴史的遺産の保全」「医療や福祉の充実」など6種類の中から寄付した人が選ぶ。
近江八幡市はコロナ禍で昨春、枝肉価格が急落したことを受け、近江牛の肥育農家への支援にも活用。
7月10日から3ヶ月間、ふるさと納税型のクラウドファンディングを実施し、目標額の5000万円を大幅に上回る約8900件、2億3500万円余が集まった。
 更に、観光PR動画を作成した。「Go To トラベル」での誘客を視野に、近江牛や安土城跡、八幡堀、旧市街の町家群など、食や歴史、名所を紹介する15秒の動画広告を、民放テレビ局が連携した公式ポータルで配信(現在は中断)。動画投稿サイト「ユーチューブ」でも近江牛をPRする広告を配信した。

全国で「ふるさと納税」増加 高島市7%、東近江市3割
 新型コロナ禍で、ふるさと納税は全国的に増えている。ふるさと納税サイト「さとふる」(東京)によると、昨年4〜11月の寄付額は前年同期比で1.5倍。最初の緊急事態宣言が発令された4月は1.8倍以上だったという。
滋賀県内の市町の中で5年連続2位の高島市は2020年度、5億9200万円余(昨年12月末現在)で、前年同期比7%増。
4年連続3位の東近江市は、返礼品に加えた不織布マスクの人気もあり、前年より3割多い5億2900万円(同)を集めている。

<中日新聞より>
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