昨年9月に88歳で亡くなった東近江市柴原南町出身の政治家、「武村正義」氏を偲び、当時の写真や資料でその功績などを振り返る企画展が、地元の玉緒コミュニティセンター(東近江市大森町1030)で2月22日(水)まで開かれている。入場無料。
↑写真:滋賀報知新聞より
武村氏は、自治省(現総務省)や埼玉県地方課長などを経て、1971年(昭和46年)の八日市市長選に当選し政界へ。74年(昭和49年)には滋賀県知事となり、86年(昭和61年)の衆院選に当選後は、内閣官房長官や大蔵大臣など国政の第一線で活動してきた。
今展では、昨年末に大津市で開かれた県の企画展「県政を振り返り、次世代へつなぐ企画展(武村県政)」に展示された写真パネルなどに加え、武村氏の政治家の原点ともなった八日市市長時代を詳しく紹介。
館内には、当時全国初だった自転車都市宣言をはじめ、東近江市となった現在も引き継がれている市民大学の開講や、サマービレッジなどの様子を写真で展示するとともに、武村氏の自宅にあった内閣官房長官時代の席札、ふるさとに思いを寄せたエッセイなども紹介し、功績やその人柄も伝えている。
主催する玉緒地区まちづくり協議会の川越慶次郎会長と、武村正義氏を偲ぶ会メンバーで同センター館長の荒居勇さんは「この地域から偉大な政治家が出たことを知らない若い方たちもいる。地元の人たちに見てもらえれば」と話す。
開館は09:00〜17:00(最終日は正午)まで。
問い合わせ: 玉緒コミュニティセンター
東近江市大森町1030
TEL:0748―22―6479
<滋賀報知新聞より>