”スローライフ滋賀” 

【古墳スタディ】古墳の種類

2020年から東近江市内等の古跡探訪を始めたいと思っている。それには古代、古跡を知る必要があり調べ始めている。全国各地には多くの古墳が発見発掘されているが色んな種類があって興味がある。

古墳の形については下記のサイトでも紹介されている。
http://www.mozu-furuichi.jp/jp/learn/variation.html

円墳
円状の形をしている古墳。
構造的に比較的造りやすいこともあり、日本全国あちこちで造営され、国内で最もメジャーな古墳となっている。
比較的小型の古墳が多いものの、直径100mに及ぶものもある。
前方後円墳の下位に位置付けられるものとされ、前方後円墳に隣接して造られた同時期の円墳の被葬者は、前方後円墳被葬者に次ぐ、その地域の有力者と見られている。

前方後円墳
円形と長方形(台形)の盛り土を繋ぎ合わせた古墳。円形の主丘に方形の突出部が接続する形式。双丘の鍵穴形を成していることから、英語ではkeyhole-shaped mound 又はkeyhole-shaped tombと呼称される。
古墳時代を代表する形で、西日本を中心として展開した。古墳の種類の中でも、当時の墓制で最も高いランクに位置付けられていたのが、この前方後円墳。大王やその一族、大和政権と密接な関係の地方の有力首長が埋葬されている。
3世紀頃から造られ始め、7世紀初頭頃(畿内大王墓は6世紀中頃まで)にかけて築造され、日本列島の代表的な古墳形式として知られる。 5世紀には岩手県から鹿児島県まで広まって行った。
古墳の大きさは、墳丘長10mのものから数100mのものまで様々。大阪府の仁徳天皇陵古墳の大きさは墳丘長486m。
面積としては、エジプトのクフ王のピラミッドよりも大きい造りとなっている。

方墳
上空から見ると四角い形状をしている古墳。
古墳時代全般を通じて造られた種類のもので、日本のあちこちで確認されており、円墳の次に数多く造られた古墳
方墳の歴史は非常に古く、古墳時代の初頭もしくは前期には既に造られていたとも考えられている。
近畿地方では大王のお墓として大型の方墳が採用された時期もあったが、小型のものは円墳同様に前方後円墳の下位に位置付けられる古墳となっている。
世界三大陵墓のひとつ、秦の始皇帝陵もこのタイプだとか。

前方後方墳
方形と長方形(台形)の盛り土を繋ぎ合わせた形状をしている古墳。
前方後方墳は3~4世紀に流行した形で、ルーツは東海地方西部と言われている。特定の地域を除いて非常に短い間だけに築かれた種類で、東日本を中心として広がって行った。
前方後円墳が全国で約5200基あるといわれているのに対し、前方後方墳は250~300基。数的には著しく少なく、この種類のほとんどが古墳時代の初期に集中して築かれたという特色がある。

帆立貝式古墳
帆立貝式古墳は前方後円墳の四角の部分が短く、上空から見るとホタテ貝の様な形をした古墳。
「円墳に方形の造り出しがつくもの」と「前方後円墳の前方部が短小化したもの」との2つの種類に分けられている。
前方後円墳を作ることを許可しなかった大和政権に対する反発心から建造された、とも考えられている。

双円墳
2つの円墳を繋ぎ合わせた形状をしている古墳。ひょうたんのような形でもある。
全国的にも珍しい種類で、確認されているのは3基のみ。朝鮮の新羅の都であった慶州に多く見られることから、渡来人との関係も考えられている。

双方中円墳
円墳を中央にし両脇に方墳を繋ぎ合わせたような古墳。全国的にも希少といえる古墳。
比較的前期に造られたと見られており、方丘部分は円丘と外部をつなぐ通路が発達したものであると考えられている。 

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「近江の歴史文化・探訪」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事