女子硬式野球の日本一を決める大会「全日本女子硬式野球選手権大会」(一般社団法人全日本女子野球連盟主催)への出場を決めた東近江バイオレッツの選手とチーム関係者らがこのほど、勝運を司る東近江市の太郎坊宮を訪れ、8月10日(土)に開幕する大会に向け必勝を祈願した。
東近江市を拠点に活動する女子硬式野球チーム「東近江バイオレッツ」は、東近江市や経済関係者ら支援のもと、滋賀県内初の女子硬式野球チームとして昨年4月に活動を開始した。
地域に住み、地域で働きながら日本一を目指す地域密着型チームとして注目を浴び、発足初年で出場した昨年に続き2年連続の全国大会出場。昨年は1回戦で敗れはしたが、当初5人だった選手(試合はレンタル移籍で補充)はこの4月から14人と選手層を強化するなど、今大会への注目度は高い。
京都両洋高校女子硬式野球部の監督を兼任する上田玲総監督は、7月に開かれた激励会で「大人の女性が真剣に野球ができる場所として、一社会人としてどれだけ真剣にできるか。見せるべき事はたくさんある」と決意を述べ、自信をのぞかせた。キャプテンの横山彩実さん(20)も「感謝の気持ちを忘れず優勝目指して頑張ります」と意気込みを見せる。
女子硬式野球最大規模の同大会は、全国の各地区予選を勝ち抜いたクラブチーム20チームをはじめ、高校選抜大会上位6校、大学選抜大会上位6校の全32チームがトーナメントで日本一を目指す。
試合は、女子野球の聖地と言われる愛媛県松山市にあるマドンナスタジアムと坊ちゃんスタジアムで行われる。バイオレッツは8月11日(日)(午前11時~・坊ちゃんスタジアム)に至学館高校と初戦を交える。
近江高校も同じ11日に甲子園初戦を迎える。頑張れ!
<滋賀報知新聞より>