東近江市あかね文化ホール(東近江市市子川原町)でこのほど、「米国空軍太平洋音楽隊 Final Approach(ファイナル・アプローチ)」が開催された。
同演奏会は、米空軍が正規に編成した音楽隊のうちの1隊による公演で、東近江市での開催は4年ぶり。
今回出演した音楽隊「Final Approach」は日本の横田空軍基地とハワイにあるパールハーバー・ヒッカム統合基地を拠点に、インド太平洋地域36カ国を活動範囲とする隊で、隊員は厳しいオーディションで選ばれた音楽大学卒業生や楽団在籍経験者などの一流ミュージシャンで構成されている。
公演には東近江市内外から多くの人が訪れ、「滋賀学園高校ジャズ・オーケストラ部」との共演曲「A列車で行こう」では特に大きな盛り上がりをみせた。
本番前の合わせ練習などで直接指導を受けた「滋賀学園高校ジャズ・オーケストラ部」の渡邊樹希さん(2年生)は「全然知らなかったこと、これまで自分たちの発想にはなかったことを知ることができてとても勉強になった。学ばせてもらった色々な練習の仕方を自分たちのスキルに役立てていきたい」と声を弾ませた。
高校生と交流した同音楽隊のレンシス・エステバン曹長は「学生たちは意識が高く、とても努力していて感動した。熱心な生徒たちを見ていると、自分の学生時代の情熱を懐かしく思い出すことができた。こうした地元学生らとの交流は演奏ツアーの中でも楽しく、価値のある素晴らしいことだと思う」と笑顔で話していた。
<記事・写真: 滋賀報知新聞より>