2019年10月30日(水)午前、初めて「正円寺」を訪れた。思ったよりこじんまりした寺だった。
「正円寺」は太宰治と入水心中した山崎富栄の母信子(旧姓黒川信子)の郷里東近江市横溝町の黒川家の菩提寺のようである。
山崎富栄の母信子は昭和20年(1945年)、東京から八日市本町に疎開し、昭和37年(1962年)に没するまで八日市に住んだ。山崎信子の夫山崎晴弘の葬儀は正円寺の住職により行われたと伝えられている。
折角、正円寺に来たので山崎富栄、母信子の世話をした弟黒川嘉一郎が眠るお墓にお参りしようとしたが、お聞きした現住職は2年前にこの寺に来て、黒川氏のことやお墓のことは分からないとのことだった。
尚、「正円寺」と地続きに科学者・探検家・第1次南極越冬隊長で有名な「西堀栄三郎」の祖父西堀清兵衛の石碑がある「西堀公園」(西堀栄三郎の祖父近江商人西堀清兵衛発祥の地)がある。因みに、西堀清兵衛は丁稚奉公からスタートし、西堀商店を起こし、チリメン製造販売を行って京都で大成した近江商人と言われる。
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正圓寺
所在地 東近江市横溝町1544(旧愛知郡湖東町)
■山号 豊雲山
■宗派 浄土宗
■開基 天文5年(1536年)円的
■本尊 阿弥陀如来
付近の寺院
宝蔵寺 徒歩 3分(171m)
善明寺 徒歩 4分(246m)
長入寺 徒歩 6分(476m)
昌善寺 徒歩 7分(523m)
大行寺 徒歩 10分(780m)
専念寺 徒歩 10分(781m)
↑正円寺側から見る西堀公園(西堀栄三郎(第1次南極越冬隊長)の祖父西堀清兵衛の石碑(近江商人西堀清兵衛発祥の地)