アメリカアラスカ州に属する「セントポール島(SAINT PAUL ISLAND)」へのDX-Pedition「CY9C」局が今年の8月26日~9月5日で予定されている。
尚、今回のDX-Peditionには2機のヘリコプターも準備されている。
「セントポール島」は2024年度アマチュア無線の”MOST Wanted Entites”の「52位」にランクされている。 島はカナダ東部のニューファウンドランド近くにあり、アメリカ北東海岸に近く、電波伝搬上日本から厳しいところにある。またアメリカ全土、EUからの分厚いコールが壁となるに違いない。
私は半世紀以上前にも弱い信号と混信の為交信出来なかったのを覚えている。それ以来長い休眠があり交信できておらず未交信カントリー(Entity)の1つである。休眠していた約半世紀の間には何回か運用されていた筈なので古くからDXCCをやっている人は既に交信済であろうから用なしだと思う。
運用開始まで2ヶ月程あるが2週間ほどの運用であり是非交信したいと思う。首を長くして期待している。
セントポール島(SAINT PAUL ISLAND) ケープ ブレトン島のケープ ノースの北東約 24 km (15 マイル)、ニューファンドランド島のレイ岬の南西 71 km (44 マイル) に位置する小さな無人島です。セントローレンス湾とカボット海峡の境界に沿っています。
アパラチア山脈とケープ ブレトン ハイランドの延長であるセント ポール島の最高地点は、標高485フィートの「クロガン マウンテン」です。
セント ポール島の長さは約 3 マイル、幅は最も広い部分で 1 マイルです。花崗岩で形成されており、海岸は岩壁の崖に完全に囲まれており、非常に険しいです。海水で満たされた狭い水路によって分断されています。この島に生息する唯一の陸上哺乳類は、もともと飼いならされたウサギだけで、1800 年代後半に救命ステーションが設立された後に放たれました (スロープと 10 人乗りの巨大な手漕ぎボートは 1950/51 年時点でもまだそこにあり、また、避難小屋を含む巨大な家もありました) 1950 年代までは無線測距局のオペレーターや家族によっても使用されていた淡水貯留層を形成するダム)。第二次世界大戦の RCAFレーダー基地の残骸も、1950 年から 1951 年にかけて着陸エリアに面してまだ残されていました。多くの海鳥も生息しています。内陸部にはマスが生息する2つの小さな湖もあります。その生態系は脆弱であると考えられており、島を訪れることによってもたらされる危険のため、島の所有者であるカナダ政府に代わって島を管理するカナダ沿岸警備隊の訪問許可を事前に得る必要があります。
ミクマク族はノバスコシア州からカヌーでニューファンドランド島へ旅行する際の立ち寄り地としてこの島を利用していました。帆走の時代、この島は航行シーズンのほとんどを通じて霧に閉ざされ、重大な危険をもたらしたため「湾の墓場(セントローレンスの)」というあだ名が付けられました。
この島に初めて灯台が設置されたのは 1839年です。この灯台は 1916 年に焼失し、1917年に鋳鉄製の円筒形の灯台に置き換えられました。この灯台は1962年に自動システムに置き換えられました。
灯台は現在、太陽光発電を利用して自動化されているため、メンテナンスのためのカナダ沿岸警備隊のヘリコプターを除けば、島を訪れる人はほとんどいません。
この島にはかつてマルコーニ無線局が置かれており、今でもコールサインプレフィックス CY9 を使用するアマチュア無線家が時折見かけます。他にもバードウォッチャーやスキューバダイバーなどの訪問者がいます。
この島は重要鳥類保護区です。
<Wikipediaより和訳転載>