東近江市五個荘金堂町の旧近江商人屋敷「外村(とのむら)宇兵衛邸」で6月14日(金)、東近江市内のケーキ店「パティスリー プティポット」が初の夜カフェを営業した。 6月28日(金)にも開催し、7月以降は主に金曜に月に2回ほど開く予定。 ケーキ店を営む柳本彩花さん、悠香さんの双子姉妹は「仕事帰りなどに来られるように定着させたい」と話す。
「夜カフェ」では紅茶やレモネード、ワイン、ハイボールなどの飲み物、店で提供しているケーキに加えて、シューキッシュ、ミニパフェなどの限定メニューを提供。和室に机を並べ、庭をあんどんで照らして落ち着いた雰囲気の中、来店客はゆっくり飲食を楽しんだ。
屋敷は2022年9月に宿泊施設として開業し、東近江市と宿泊事業者が共同出資した企業「いろは」が運営している。より地域に開かれた場所にするため、今年3月から近隣の事業者を集め、新事業を模索する懇話会を開いてきた。
そこにいたのが柳本さん姉妹。2023年2月から店を始めてケーキやクッキーなどを販売してきたが、2人ともホテルでパティシエをしていた経験を生かし、その場で食べられるイートインをしたいと考えていた。
いろはの栗田豊一取締役は「多くの人が訪れ、金堂の可能性を感じる。今後の開発に生かしたい」と話し、姉妹は「人を増やして提供スピードも上げたい」と意欲を見せる。
6月28日の夜カフェは午後6~10時に営業。7月以降の詳細な予定は、ケーキ店の公式インスタグラムのアカウントなどで公開する。
NIPPONIA 五個荘 近江商人の町 外村宇兵衛邸
https://www.higashiomi.net/media/stay/a278
ケーキ店「パティスリー プティポット」HP
<記事・写真: 滋賀報知新聞より>