”スローライフ滋賀” 

東近江市制20周年 さらなる発展へ思いは一つ

 1市6町(八日市市、愛東町、永源寺町、湖東町、五個荘町、蒲生町、能登川町)合併により「東近江市」が誕生して20年の節目を祝う「東近江市制20周年記念式典」が2月11日(火)、東近江市立八日市文芸会館で開催され、東近江市とその関係者ら約500人が出席し、これまでの歩みを振り返るとともに、今後のさらなる発展へ思いを一つにした。


 式典では、小椋正清市長が式辞で「市民が東近江市で生まれ育ち、生涯を通じて『このまちで満足できる人生を過ごしている』と実感できる、クオリティの高い魅力ある強く豊かで優しいまち、東近江市の将来を担う若者や子育て世代が夢を持てるまちを目指して引き続きまい進する」と決意を新たにした。また、市議会の西崎彰議長は「市民と共に手を携え、よりよい未来に向けてしっかり歩んでまいりたい」と表情を引き締めた。

 名誉市民称号の贈呈では、地域経済発展に寄与した元全国商工会連合会筆頭副会長の川瀬重雄氏(94)(東近江市上山町)、文化芸術の発展に尽力した陶芸家の小嶋太郎氏(85)(東近江市外町)の2人に、名誉市民称号記と名誉市民章が贈られた。
 川瀬氏は「多くの方から貴重な意見・指導を賜ってきた。そんな出会いがあってこそ、きょうの私がある。これからも感謝の気持ちを忘れずに心を新たにこの称号に恥じないよう努めてゆきたい」。
 小嶋氏は、「みなさんが(作品を)広げていただき、何かの時に使ってもらえたことを感謝したい。官の方でも、何かの時は手伝ってもらったこともあった。この席でこんなことを言えるのは最高に幸せ」とそれぞれ謝辞を述べた。

 続いて市政功労者表彰、市制10周年事業で市民から募った「10年後への手紙」の開封・郵便出発式、東近江市吹奏楽団公演があり、ロビーでは市内幼児施設のメッセージ動画・レタリングパネルの展示などがあった。
 市内から訪れた男性は、4歳の息子が参加したメッセージ動画に見入りながら、「子どもが大きくなって、住んでいて良かったと思える東近江市にしたい」と話していた。


 降雪で真っ白になった聖徳中学校グラウンドでは、「東近江市制20周年記念20畳敷大凧飛揚」が行われた。
 東近江大凧名物の判じ文は、凧の上部に鳳凰(ほうおう)の絵を描き、下部に漢字で「」、中央に「東近江」と記し、「奉(鳳)祝 東近江」。
 来場者が見守る中、約30人の消防団や保存会の引き手が合図とともに駆けだすと、大凧は寒風を受けて、東近江の未来を祝福しているかのように、ふわっと舞い上がった。

<記事・写真: 滋賀報知新聞より>

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