無責任

2019-05-01 22:46:11 | 日記
生前お世話になった先輩のお通夜に参列しました。

2ヶ月前にご自宅にお邪魔した際、入院直前の彼に偶然お会いすることになるとは...

酸素の管を両鼻に、「もう俺は頑張らない」と、か細くも何故か力強い声でおっしゃっていた様子が鮮明に蘇ってきます。

堅実で、決して弱音を吐かない人でした。

安易な「頑張れ」という言葉に潜む無責任。

改めて痛感しつつ、虚空を目で追いながら独り献杯。



2019年5月1日

2019-05-01 00:29:20 | 日記
新元号の話題で持ち切りですね。


あなたが「令和」と聞いた瞬間の第一印象は、どのようなものだったのでしょうか。
誰かから何かを吹聴される前の第一印象です。

私は「令和」の「令」の字に、物凄い違和感をおぼえました。
真っ先に頭に思い浮かんだのは、「命令」という言葉だったからです。

改めて「令」の字を調べてみると、なるほど納得しました。


文字の成り立ちは、まさに「権威の前にひざまずく人」そのもの。

新元号は、多くの人が尊敬する天皇が決めるわけではありません。
決定権があるのは、国の行政権を担当する最高機関「内閣」です。

安倍政権発足以降、内閣がまかりとおしてきた悪行を思い出してください。
浮かれている場合ではないと、私は思います。

もりかけ問題に代表される国政の私物化。
南スーダンで命の危機にさらされていた自衛隊員の日報を隠蔽。
情報操作で景気の低迷を隠蔽し、消費税増税を強行。
高齢者の医療費窓口負担増などに代表される社会保障の削減。
原発再稼働の推進と、原発を輸出するために莫大な国家予算を投入。
大企業や一部の富裕層に大減税や優遇措置。

これらはほんの一例ですが...

弱者を追い詰めてきた悪行だからこそ、決して許すわけにはいきません。

そんな内閣が決めた元号だからこそ、勘ぐらざるを得ないのです。

ひざまずいた人々の上に、弱者の犠牲の上に、平和は成り立つと考えているのではないかと。
そのために、常に画策しているのではないかと。