“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

19/09/21『芦別岳(旧道⇒新道ルート)』

2019-09-21 | 5道南・夕張の山

暑さ寒さも彼岸まで..

新緑の季節が来た!と思っていたら、もう白い世界の便りが届きました。

大雪山はここ数日で積雪となり、足早の秋山報告は「芦別岳(1,726m)」を旧道から登って新道と一回りしてきました

 

秋の彩付きはまだまだこれから..旧道から望む芦別岳(中央)

 

 

山部までは夕張~占冠経由で走って来ました(穂別IC⇒占冠IC)

三笠~芦別経由とそれほど変わりません。

 

国道274号線から穂別IC入口への途中(南)から眺める夕張岳、前岳の姿が美しい

それにしても夕張の西の入り口「滝ノ上」から東の「穂別」に抜けるルートは霧が多い。

「朝霧晴れてぇ~♪つぐ~み飛び交い♪丘に輝く我らが向陽~」というのが今はもう閉校してしまったToshiの母校である向陽中学校の校←です。

卒業生はサイトに入ったら画面上の

この▶を押して懐かしの校歌を聴くようにね


朝霧は歌にも歌われるように“晴れ天気”の前兆

その夕張を走行中に覆われていた霧は予想通り穂別に入り一気に抜けました

と、その時に現れる夕張岳の姿に魅了されたのに、そこで車を停めて写真を撮ってくる余裕がないのがよくないところ。

いうなれば“せっかち”

は、ダメですね

この歳になっても変わりません。

 

■7:05 山部“太陽の里キャンプ場”駐車スペース

 

Toshiが北海道内のキャンプ場でここが一番!

と言い続けている素晴らしいキャンプ場のふかふかの芝とユーフレ川を抜け、旧道に向かいます。

 

キャンプ場の中をユーフレ川が流れている..夏は清涼感一杯

 

旧道登山口はこのゲートの先1㎞

 

旧道登山口に車を止めるのは春山(残雪期)、ユーフレ小屋一泊客ぐらいか?

 

真夏じゃなくても沢のマイナスイオンには癒されます

 

旧道を開削した人のご苦労が偲ばれる巻き道のアップダウン

 

ここで涼しさMaxっていいたいけど、季節はもう秋だった

 

途中、沢の傍らにあった祠(不動明王)が消失しているようでした。

雨風にさらされて、定めし安全な場所に移設されたのでしょう。

 

太陽の陽射しを遮っているものはミストです。

 

ユーフレ小屋(本谷)との分岐からの長い西斜面は、いつの頃からか一部のルートが枯れた沢型の道に変わっているようです。

数年前にも感じておきながら、この度地図と睨めっこしていて気づきました

日高の山同様、これからも何度となく暴風雨の影響で紆余曲折あるでしょう。

 

美しいダケカンバ林と僅かに色付きはじめた紅葉の景色

 

標高が1,100mを超えるところまで上げてくると景色がよくなって来て、

 

僅かに雲がかかっている十勝連峰の左に、真っ白になった大雪山が望めます

 

ここまで来るともっと鮮やかですな(紅葉した池が美しい)

 

布部岳~富良野西岳方向も

 

再び進行方向、夫婦岩(←左1414m)から中央に登山道、あそこを登り切ると標高1,444m

 

お~この高さでほぼ夫婦岩と同じ、1,400mを超えたところか

 

距離7km歩いてようやっと芦別岳を眺められる地点に・・

 

旧道途中から眺める芦別岳北壁は北海道の槍ヶ岳といってもよいピークです

 

近づくとより険しさを感じます。

 

こんなところや・・

 

こんなところを眺めて・・

 

そしてこれが本日一番の画像(石垣渉先生に描いていただきたいような景色です)

 

この広大な富良野盆地の画像とセットでね

 

こ辺りは体力の消耗がけっこうなもので、、

 

ここまでたどり着いてヤレヤレです(数年前はこの先の餌場でクマどんに睨まれましたね)

 

ヤレヤレついでに本谷、来し方の縦走路を・・

 

■11:25 頂上

 

たまたまこの時刻、上空に雲は多いけれどノープロブレム

 

むしろ、雲の陰影で景色が際立ちます(中央は下山で降る新道ルート)

 

 

こっちは来し方の旧道ルート(笹刈りが行き届いて登山道くっきりです)

 

最後に直線距離15km先の夕張岳(1,668m)方向を背に

 

■12:00 下山

 

画像は切りが無い..と言いながら、ここまで30枚もアップしています。

 

最後に少しだけ

下山途中の雲峰山(1,570m)

 

新道途中の見晴台から眺めた十勝連峰(大雪山が真っ白なのにここにはまだ雪がないのが??)

  

■13:20 駐車スペース

 

またお世話になります!芦別岳

 

芦別岳は唯一、北海道の山にあって北アルプスの峰々を髣髴する険しく切り立った崖の多い山です。

その芦別岳を深田久弥が百名山に選ばなかったのは、この芦別岳に登っていないからか・・または、

数あるアルプス山脈の名峰に比べると違いが観られないからでしょうか?

 

北海道百名山としては間違いなく五指に入る名峰です


それではまた来週

 

 

 

 

 

 

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4 コメント

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山もいいけどキャンプ場もね (Tak)
2019-09-23 04:24:50
北海道には良いキャンプ場がたくさんありますね。太陽の里、を根城に富良野の山々を巡ってみたいもんです。もうすぐ冬の匂いがしますが、季節の移ろいと歳をとるのは早いものです。日本ではラグビーのW杯で盛り上がっているようですが、アメリカではアメリカンフットボールが始まり、これまたえらく盛り上がっています。
返信する
〉山もいいけどキャンプ場もね (Toshi)
2019-09-23 09:00:57
Takさん

太陽の里キャンプ場についてはまったくその通りです。
このキャンプ場はキャンプ場に必要な要素がすべてつまっているのに、なんとなんと
利用料が只というところが凄いです。
どうですか?キャンプ場によっては只のところは北海道にはけっこうあるんですけれども、
ゴミは持ち帰りというところが多いです。
ここはそのゴミだって分別するだけでお金はかかりません。

根城っていいですね。

本籍はなし
根城はあって太陽の里
太陽の里が“やすらぎの里”で終の棲家
終の棲家はテント

視たいスポーツはタブレットで!!
返信する
秋もぼちぼち・・? (★たぐぴ〜♪)
2019-09-23 09:59:51
 
良かねぇ〜
一人でのんびり羨ましかばい・・

先日ウチの嫁はんが、言われるがままに250万円ば
ぽ〜〜んって振り込んでしもうて、
我が家は貧乏になってしもうたとですたい。

これで、オイラの夢「定年後の北海道旅行」が
また、振り出しに戻ってしもうたばい・・(涙・涙)

トシクンの風景写真に癒されとるばってん、
やっぱし生で見てみたかもんねぇ・・(涙・涙)

お金も無かし、天気も悪かけん、
家の中でくすぶっとるとですたい・・(涙・涙)

あ、愚痴ばっかしですんまっしぇ〜〜ん。
腰の具合もぼちぼち良うなってきたけん、
久しぶりに体育館のジムにでも行ってこよかね・・

ちなみに250万円っちゅうとは、買い換えたあの
4ドアコルベットの金額ですばい。


返信する
そんな時もあるでしょな~♪ (Toshi)
2019-09-23 12:06:22
★たぐぴ~♪さん

たまには愚痴を沢山言ってくださいな!

あんな素晴らしいオープンカーに毎日家族で乗れるんだったら250万円なんて安いもの
じゃ~ないですか?!
あ、天気が悪いときはブルーシートが必要な感じですね。
でも赤と青で目立つのでさぞかしカッコイイでしょう。

北海道旅行はアバターで、ご招待しまっす!
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