“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

21/07/17『十勝岳~カミホロカメットク山』

2021-07-17 | 3東・北大雪、十勝連峰の山

7月も中旬になりました。

ここ数日気温が一気に上がりだした北海道、今週末登山で向かったのは、

久し振りの十勝連峰「十勝岳(2,077m)」~「カミホロカメットク山(1,826m)

~「上富良野岳(1,891m)」です

 

十勝岳が一瞬だけ噴煙が切れて姿を現したところでのシャッター(カミホロ側から・・)

 

今日は、NoriさんKeikoさんご夫婦と一緒です。

朝が早くてもへっちゃらというお二人は、札幌の自宅を3時に出て

こられたそうですが、Toshiもこの日は当初の待ち合わせ時間より

は早く着こうと3時前には家を出発しました。

 

すると、上富良野のセブンイレブンは入口に開店時間は5時と書い

てあります。

ここで20分休憩

 

そうこうするうちにOmuさんご夫婦も上富良野入し、かなり早い

時間に十勝岳温泉登山口でお会い出来ました。

そこにToshiの車を置いて、望岳台へ移動して今日の登山開始です。

 

■6:20 十勝岳 望岳台登山口

 

早朝、雲がかかっていた連峰の稜線がすっきりと望めてきました

 

■7:50 避難小屋

 

さて、当初の予定は夕張山地の山「芦別岳」でしたが、天気が

少しでも「良い」との予報にしたがってOmuさん未踏の「十勝岳」

にしましたが、

 

大雪山から夕張山地にかけて広範囲に晴れ渡る予報に良化しました

 

富良野盆地の横、芦別岳も望めています。

 

十勝岳は樹木の下に隠れる場所がないので「水を沢山持ってきてください」

とお伝えしたので、ザックが比較的重いでしょうね。

 

ところが今日は、下界とは違う爽やかな風が終始吹いていて快適

 

姿かたちの美しい「美瑛岳」は暑くない時期にまた今度登りましょう

 

初めて見る十勝岳は、一面が火山灰地形で火星探査の趣ですね。

 

噴煙を見上げていたのに、もうあんなに下に見下ろす場所まで来ましたよ

 

くっついている時だけ写しているわけではないけど、そういうのを選んでアップしています

 

あ~あすこが頂上です。とぉ~ちゃこです。

 

■11:05 十勝岳頂上

 

予定より1時間オーバーして到着しましたが、足取りが確かで

標高差1,000mを立派に登り切りました。

 

それにしても、前十勝岳の横から吹き上げる噴煙の量が明らかに

以前に比べて増えています。

 

その噴煙はいったん十勝岳の上空を舞ったあと、東大雪側に堆積していって

視界をずいぶん悪くしています。

 

昨年、Motoさん、Misakoさんと縦走を諦めた美瑛岳までの登山道も霞んでいます。

 

■12:50 カミホロ縦走へ

 

十勝岳頂上もそうとう噴煙の匂いがしていたけど、カミホロ側への

縦走路ではそれが目に染みて鼻水まで出てきました。

 

この噴煙は、噴火も近いのでは?と思わせる量ですよ、はい

 

川湯にある硫黄山はOmuさん達もご存じでした(どっちか凄いかな?)

 

右を見上げると

何の形にみえますか?この「坂の上の雲」は・・

 

富良野岳までの素晴らしい稜線が続く・・・

 

花も入れときましょう(メアカンキンバイですかね?)

 

イワブクロの名前を思い出すのにやや暫くかかりました

 

■12:50 カミホロ避難小屋 (休憩)

 

カミホロ小屋を見下ろすあたりから、紫色に広がる景色に目を奪われまして・・

自称:花好きでもないけれど、小屋の下の雪渓横に広がる「コザクラ」の群落

は凄かったです。

 

東大雪連峰の稜線とコザクラ平です。

 

チングルマとエゾノツガザクラもまだ見られまっしぇ~

 

イワヒゲは崖の下にも可憐に咲きます

 

近付いてきた「富良野岳」の濃い緑とヒコーキ雲

 

■13:35 カミホロカメットク山頂上

■13:55 上富良野岳

 

けっこうな登り返しを、ゆっくりではありますが歩き続けた

Keikoさん・なかなかですよ

 

昨年、この上富良野岳への登山道は登りで歩いたそうです。

 

楽園を思わせる登山道

 

見返してもやはりここは楽園だった

 

長く歩いた先の降りもけっこうキツイね

 

木の階段も意外と疲れるし・・

 

相変わらず噴煙が舞う十勝岳を最後に・・

 

青い空が映える火口下の沢(沢の水は何故かほぼ枯れていました)

 

■16:25 下山 十勝岳温泉登山口

 

10時間5分に及ぶ山行でしたが、下界は真夏日だというのに

我々が暑いと感じたのは安政河口下の十勝岳温泉を眺め降ろす沢筋に

降りてきてからでした。

涼しい風に吹かれて給水も少なく、この時期としては珍しい快適な

環境下での山歩きでした。

 

来週はいよいよオリンピックモード下の連休中の登山となります。

皆さんもコロナや熱中症に気を付けて楽しい登山をお楽しみください。

 

また来週

 

 

 

 


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3 コメント

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Unknown (Toshi)
2021-07-21 07:08:22
有難きお言葉、感謝感謝です。

自宅にはクーラーがなく、扇風機でしのいでいますが、
しばらくパソコン部屋に近づけずにいて返信が遅くなりました。

札幌の35℃を記録した日は西宮や広島にすんでいた当時を思い出しました。
本州の皆様は本当に暑さにお強い。

ですが、まだまだ先が長いので気を付けて宅五輪観戦してくださいね。
もちろん熱中症に...
返信する
Unknown (Tak)
2021-07-19 23:01:45
十勝岳といえば、何度かトライしてことごとく雨に遮られた思い出ばかりです。こんな素晴らしい天気に恵まれて羨ましい限りですね!今年は猛暑の北海道のようですが、ここは別世界のようです。連休登山、気をつけてください。勿論、熱中症に。
返信する
おおらかぁ〜〜♪ (★たぐぴ〜♪)
2021-07-18 14:33:04
 
広がる青空、澄み切った空気、咲き誇る花々、
隆々たる山並み、こぼれる笑顔・・・

今週も楽しか山行報告ありがとさん♪
次回もよろしゅう頼んどきまぁ〜〜す!

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