9月、シルバーウィークの後半に道東の日本百名山「斜里岳(1,545m)」
に登ってきました
Amigoさんの背中、冬には流氷が接岸するオホーツクの海
今週もこうして“ミニ山の会”は遠き清里町で合流することができました。
20日(日)、札幌から下道(清水、鹿追、士幌、川湯ルート)を延々とひた走り、
凡そ7時間強かかって清里町は緑の湯(日帰り390円、シャンプー・石鹸付)
にやってきて、
ふと駐車場を見ると、見慣れたハイエースが駐車していました
“ミニ山の会”隊長であるAmigoさんとは付き合いがいささか長いせいか、
行動が似ています
似ていますが、、
まだ明るいこの時刻、、
打ち合わせなしに、この町外れにある町民だけが利用するような小さな温泉
でばったりと出会うものでしょうか
ともあれ、打ち合わせを省けたその後は、いつものように翌日の登山口
近くのスペースで車中泊して一杯やりまして・・・
Toshiは、飲み過ぎが続き少し控え気味です
山小屋とは思えない邸宅風の清岳荘は平成16年に移築されたらしい...
日本百名山だけあって、清岳荘宿泊客に加え、早朝から沢山の登山客
が先行しているため、頂上までの行程はかなり込み合うこと承知で
少しゆっくりとしてスタートです。
■5:55 清岳荘 登山口
昨夜、まだ暗いうちにいったん目が覚めて空を眺めたらば、
そこには満天の星空
期待していた通りの早朝の景色...、と思いきや、
少し雲がかかる登山口(標高685m)です。
Amigoさんが過去3度訪れたというこの斜里岳をToshiとhiromi
ちゃんは初めて登ります
最近、エネーチケーの「日本百名山」で観たままの沢の渡渉がやはり
この山の魅力でしょう。
新旧登山道の分岐地点まではスパッツなしで楽々渡渉...だけど、
下山時の沢の下り(旧道)では少し難儀しましたねhiromiちゃん
■6:40 新旧登山道分岐
先行者のほとんどが旧道(一の沢川の遡行)を行っていることを予想して、
我々3人は、敢えて新道を迂回する...
すると望めるこの空気感(旧道だとこの景色が望めないのよぉ~by Amigo)
新道から少しずつ近づく斜里岳ピークをシャッターに収めていると切が
ありません。
頂上付近にわずかにかかるガスがこの先多くなると、ここからの画像は、
それだけ貴重なものになりますからね
■7:55 新旧登山道合流地点
しかし、
それから先、頂上までは遮るもののない大満足の景色が続き、
これはこれでまた切がなく、
写真が一杯で編集に困る・・・わけです
あ~
道東までの長い道のりが報われるぅぅ~
■8:35 頂上
頂上には2名が先着していてオホーツク海方向を眺め、そして知床半島を
指さして山座同定をしていますよ
ちょうど網走あたりであろうか・・・オホーツク
■8:50 下山
時間があるので一路「南斜里岳(1,442m)」に向かう縦走路を歩き、
一つ手前のピーク(1508P)まで、
廃道寸前のハイ松帯を行ってきます。
この南に位置するピークから眺める斜里岳がまた美しい
■9:40 1508P
ここ数日暖かく、
日本最東の山域にしてこの彩づき...(まだ2週間は早い?)
秋の装いの遅い2015年、
でも、
今頃、大雪山の紅葉はピークを迎えていることでしょう
■10:35 下山
~
■11:05 新旧登山道合流地点
さ、
標高1,376mのコルから一の沢川の源頭に降り、そのまま新旧登山道
の合流地点まで来ました。
ここからは一転、慎重さが必要な沢の下りです。
hiromiちゃ~ん、今日はスパッツに加えてヘルメット持参した方がよかった
なぁ~
いつもより水量の多い(らしい)旧道の下り...
こ~んなちっちゃい子も登れる..とはいっても、下りは新道だよね
エネーチケーの日本百名山でガイドさんが解説していましたが、
この茶色い岩がこの沢の特徴で、鉄分を多く含んだ水が岩肌を茶色
にしていて藻が生えづらいので滑りづらいんだとか...
確かに、日高山脈の同等の登りではヘルメットが必須でしょう。
そこをトレランシューズで登り下りするのはどうかと・・・
(事故の報告がないのは不思議です)
夏は涼感たっぷりの沢歩き...竜神の滝
■12:10 新旧登山道分岐
~
■12:50 靖岳荘 登山口
さあ、今日はこれから西別岳登山口(標茶町)付近まで移動して再び宴会
だっ
と、その前に格安の天然温泉“緑の湯”に浸かり、買い物もしないとね
※この後、弟子屈のスーパーまで走ったら1時間以上ものアルバイト
になってしまった
そのせいでAmigoさん、hiromiちゃんとはぐれてしまったToshi。
行楽の秋、迷子とスピード違反には気を付けましょう
(また明日ぁ~)
清里「宇宙展望台」からの斜里岳の雄姿(次は何年先)
「斜里岳」と見てビックリ!
私は22日に行きました。
打ち合わせなしで、小さな温泉でばったりと出会うってスゴイですね。
登りで新道、下りで旧道を使うとは、さすがですね。
私が3日連続で会ったスーパー小学生は、新道で登り旧道で下って行きました(驚)
途中、鹿追町の蕎麦店「大雪」でもりそばと天むすを食べました。
足寄のスーパー福原ではこの日の晩のアテと翌日の昼食を買い、清里町
緑の湯に着いたのは4時少し前でした。
hiromiちゃんが言いました。
「Toshiさんは運転中何してるんですか? 歌でも歌っているんですか?」
と、
7時間も歌っていられるほど曲は知りません。
曲はもっぱら聴いています。
最近はまたレッドツェッペリン・・・
mayaさんとまたお会いする日も近そうです。
向かう山域はハッキリと被っていますのでね
西峰に消えかかった登山道をたどりながら歩けたのは、2人の兄たちのお蔭です。下山でも来た道を通らず、臭いで登山道を見つけ出したToshiさん、「人工物は目印になるから」と教えてくれたことは忘れません!
プラスアルファの山歩きができることに感謝です。
深田久弥ではなくToshiが選ぶ名山の基準もあると思っています。
その基準から言って(エラそうでゴメン)斜里岳にはその要素となる
ものが揃っていて素晴らしい。
一つは沢、
二つに、七合目ぐらいからの見晴らしの効いた開放感、
三つに、最後山頂までの急登、
四つに、頂上に遮るもののないパノラマと高度感、
この四つ目に「海」が加わることで斜里岳は大雪や日高の連峰にない
高得点が得られます。
利尻山には泉はあっても沢の遡行は無いしね。
いやいやToshiもまだまだAmigoさんには及びません。
羆に負けない嗅覚を身に着けて、匂いでhiromiちゃんとAmigoさんが
何処に居るかを分かるようにするぞ