“坂の上の雲”

登っていく坂の上の青い天に、もし一朶の白い雲が
輝いていてもいなくても、また坂を登っていきます。

15/09/21『斜里岳』

2015-09-21 | 6道東・道北・増毛山地の山

9月、シルバーウィークの後半に道東の日本百名山「斜里岳(1,545m)

に登ってきました

 

Amigoさんの背中、冬には流氷が接岸するオホーツクの海

 

 

今週もこうして“ミニ山の会”は遠き清里町で合流することができました。

20日(日)、札幌から下道(清水、鹿追、士幌、川湯ルート)を延々とひた走り、

凡そ7時間強かかって清里町は緑の湯(日帰り390円、シャンプー・石鹸付)

にやってきて、

ふと駐車場を見ると、見慣れたハイエースが駐車していました

 

“ミニ山の会”隊長であるAmigoさんとは付き合いがいささか長いせいか、

行動が似ています

似ていますが、、

まだ明るいこの時刻、、

打ち合わせなしに、この町外れにある町民だけが利用するような小さな温泉

でばったりと出会うものでしょうか

ともあれ、打ち合わせを省けたその後は、いつものように翌日の登山口

近くのスペースで車中泊して一杯やりまして・・・

Toshiは、飲み過ぎが続き少し控え気味です

 

山小屋とは思えない邸宅風の清岳荘は平成16年に移築されたらしい...

 

日本百名山だけあって、清岳荘宿泊客に加え、早朝から沢山の登山客

が先行しているため、頂上までの行程はかなり込み合うこと承知で

少しゆっくりとしてスタートです。

 

■5:55 清岳荘 登山口

 

昨夜、まだ暗いうちにいったん目が覚めて空を眺めたらば、

そこには満天の星空

 

期待していた通りの早朝の景色...、と思いきや、

少し雲がかかる登山口(標高685m)です。

 

 

Amigoさんが過去3度訪れたというこの斜里岳をToshiとhiromi

ちゃんは初めて登ります


最近、エネーチケーの「日本百名山」で観たままの沢の渡渉がやはり

この山の魅力でしょう。 

新旧登山道の分岐地点まではスパッツなしで楽々渡渉...だけど、

下山時の沢の下り(旧道)では少し難儀しましたねhiromiちゃん

 

■6:40 新旧登山道分岐

 

 

先行者のほとんどが旧道(一の沢川の遡行)を行っていることを予想して、

我々3人は、敢えて新道を迂回する...

 

すると望めるこの空気感(旧道だとこの景色が望めないのよぉ~by Amigo)

 

新道から少しずつ近づく斜里岳ピークをシャッターに収めていると切が

ありません。

頂上付近にわずかにかかるガスがこの先多くなると、ここからの画像は、

それだけ貴重なものになりますからね

 

 

■7:55 新旧登山道合流地点

 

しかし、

それから先、頂上までは遮るもののない大満足の景色が続き、

これはこれでまた切がなく、

写真が一杯で編集に困る・・・わけです

 

あ~

道東までの長い道のりが報われるぅぅ~

 

■8:35 頂上

 

頂上には2名が先着していてオホーツク海方向を眺め、そして知床半島を

指さして山座同定をしていますよ

ちょうど網走あたりであろうか・・・オホーツク

 

■8:50 下山

 

時間があるので一路「南斜里岳(1,442m)」に向かう縦走路を歩き、

一つ手前のピーク(1508P)まで、

廃道寸前のハイ松帯を行ってきます。

 

この南に位置するピークから眺める斜里岳がまた美しい

■9:40 1508P

 

ここ数日暖かく、

日本最東の山域にしてこの彩づき...(まだ2週間は早い?)

秋の装いの遅い2015年、

でも、

今頃、大雪山の紅葉はピークを迎えていることでしょう

 

■10:35 下山

■11:05 新旧登山道合流地点

 

さ、

標高1,376mのコルから一の沢川の源頭に降り、そのまま新旧登山道

の合流地点まで来ました。

ここからは一転、慎重さが必要な沢の下りです。

 

hiromiちゃ~ん、今日はスパッツに加えてヘルメット持参した方がよかった

なぁ~

 

 

いつもより水量の多い(らしい)旧道の下り...

 

こ~んなちっちゃい子も登れる..とはいっても、下りは新道だよね

 

エネーチケーの日本百名山でガイドさんが解説していましたが、

この茶色い岩がこの沢の特徴で、鉄分を多く含んだ水が岩肌を茶色

にしていて藻が生えづらいので滑りづらいんだとか...

確かに、日高山脈の同等の登りではヘルメットが必須でしょう。

 

そこをトレランシューズで登り下りするのはどうかと・・・

(事故の報告がないのは不思議です)

 

夏は涼感たっぷりの沢歩き...竜神の滝

 

■12:10 新旧登山道分岐

~ 

■12:50 靖岳荘 登山口

 

さあ、今日はこれから西別岳登山口(標茶町)付近まで移動して再び宴会

だっ

と、その前に格安の天然温泉“緑の湯”に浸かり、買い物もしないとね

 

※この後、弟子屈のスーパーまで走ったら1時間以上ものアルバイト

になってしまった

そのせいでAmigoさん、hiromiちゃんとはぐれてしまったToshi。

 

行楽の秋、迷子とスピード違反には気を付けましょう

(また明日ぁ~)

 

清里「宇宙展望台」からの斜里岳の雄姿(次は何年先)

  

 

 


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4 コメント

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7時間の運転お疲れ様でした (maya)
2015-09-23 17:15:49
この連休、Toshiさんは日高の山だと思っていましたよ。
「斜里岳」と見てビックリ!
私は22日に行きました。
打ち合わせなしで、小さな温泉でばったりと出会うってスゴイですね。
登りで新道、下りで旧道を使うとは、さすがですね。
私が3日連続で会ったスーパー小学生は、新道で登り旧道で下って行きました(驚)
返信する
>7時間の運転お疲れ様でした (Toshi)
2015-09-23 20:52:46
mayaさん

途中、鹿追町の蕎麦店「大雪」でもりそばと天むすを食べました。
足寄のスーパー福原ではこの日の晩のアテと翌日の昼食を買い、清里町
緑の湯に着いたのは4時少し前でした。

hiromiちゃんが言いました。
「Toshiさんは運転中何してるんですか? 歌でも歌っているんですか?」
と、
7時間も歌っていられるほど曲は知りません。
曲はもっぱら聴いています。

最近はまたレッドツェッペリン・・・

mayaさんとまたお会いする日も近そうです。
向かう山域はハッキリと被っていますのでね

返信する
great mountain! (hiromi)
2015-09-26 00:14:48
さすが100名山!なかなか大変な沢に関わらず、多くの人が訪れるだけの魅力的な山でした。天気が良かったから魅力も倍増でしたね。
西峰に消えかかった登山道をたどりながら歩けたのは、2人の兄たちのお蔭です。下山でも来た道を通らず、臭いで登山道を見つけ出したToshiさん、「人工物は目印になるから」と教えてくれたことは忘れません!
プラスアルファの山歩きができることに感謝です。
返信する
>great mountain! (Toshi)
2015-09-26 08:27:08
hiromiちゃん

深田久弥ではなくToshiが選ぶ名山の基準もあると思っています。
その基準から言って(エラそうでゴメン)斜里岳にはその要素となる
ものが揃っていて素晴らしい。
一つは沢、
二つに、七合目ぐらいからの見晴らしの効いた開放感、
三つに、最後山頂までの急登、
四つに、頂上に遮るもののないパノラマと高度感、
この四つ目に「海」が加わることで斜里岳は大雪や日高の連峰にない
高得点が得られます
利尻山には泉はあっても沢の遡行は無いしね。

いやいやToshiもまだまだAmigoさんには及びません。
羆に負けない嗅覚を身に着けて、匂いでhiromiちゃんとAmigoさんが
何処に居るかを分かるようにするぞ

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