SSF 光夫天 ~ 詩と朗読と音楽と ~ 

◆ 言葉と音楽の『優しさ』の 散歩スケッチ ◆

クラヤ Jag Såg Dig (Kraja)

2016-03-26 21:00:37 | 音楽(a cappella & other's)
彼女たちの歌を昨年、初めて聴きました。
<郷の音ホール(三田市)昨年6月>


Kraja(クラヤ:スウェーデン)
活動開始: 2002年
IEP Aike - Jag Såg Dig (Kraja) <3分16秒>


ライブでのアンサンブルは、たいへん心地よく、
リード(メロディー)やソプラノはもちろんですが、特に、
低音部(アルト、ベース)の「息使い」が安定していて、
とても印象的でした。また、アレンジもたいへん興味深いものでした。

また来日するようであれば、ぜひもう一度、ライブで聴きたいものです。

sångtexten(song lyrics)

Jag såg dig, och sen den dagen
jag endast dig i världen ser
Jag såg dig, och sen den dagen
jag endast dig i världen ser

Du måste vara rosenkransen
Du måste vara rosenkransen
Jag lindar om mitt hjärta
Jag lindar om mitt hjärta

I kungaslott, i hov och städer
jag ser bland tusende blott dig
I kungaslott, i hov och städer
jag ser bland tusende blott dig

Du måste vara rosenkransen
Du måste vara rosenkransen
Jag lindar om mitt hjärta
Jag lindar om mitt hjärta


<English version>
I saw you and then the day I only see in the world.
I saw you and then the day I only see in the world.
You must be Rosary, you must be the Rosary
I wind on my heart, I wind my heart.

In the Kings Castle, The Court and cities I see among the thousand only you.
In the Kings Castle, The Court and cities I see among the thousand only you.
You must be Rosary, you must be the Rosary
I wind on my heart, I wind my heart.
Winds of my heart, I wind my heart.



『杖突峠』(つえつきとうげ) 尾崎喜八

2016-03-25 08:10:31 | 「尾崎喜八を尋ねる旅」
寒の戻りの3月24日は、冬に逆戻りの様相。
春よ、来い(^^♪ 「全開」の春よ!



ぽかんとした安らかな気持ち

詩人 尾崎喜八は、長野県茅野市と伊那市の境界の 杖突峠で、
「春の心地よさ」を詠んでいます。




『杖突峠』 
自註 富士見高原詩集(尾崎喜八)より


春は茫々、山上の空、

なんにも無いのがじつにいい。

書物もなければ新聞もなく、

時局談義も とやかくうるさい芸術論もない。

頭をまわせば銀の残雪を蜘蛛手に懸けた

青い八ヶ岳も蓼科ももちろん出ている。


腹這いになって首をのばせば、

画のような汀(みぎわ)に抱かれた春の諏訪湖も

ちらちらと芽木のあいだに見れば見える。


木曽駒は伊那盆地の霞のうえ、

檜や穂高の北アルプスは

リラ色の安曇の空に遠く浮かぶ。

そればみんなわかっている。

わかっているが、目をほそくして 仰向いて、

無限無窮(むげんむきゅう)の此のまっさおな大空を

じっと見ているのがじつにいい。



どこかで鳴いているあおじの歌、

頬に触れる翁草あずまぎく

此の世の毀誉褒貶(きよほうへん)をすっきりとぬきんでた

海抜四千尺の春の峠、

杖突峠の草原(くさはら)で腕を枕に空を見ている。



【自註】
杖突峠は中央線茅野駅から南西四キロのところにあって、高さは一二四七メートル、諏訪盆地から遠く伊那の高遠(たかとお)へ通じている杖突街道の、言わばここはその入り口である。頂上の草原からの眺望は詩にも書いたとおり実に美しく晴れやかに雄大だから、春や秋の好季節には私も近道をしたりわざわざ遠廻りをしたりして度々ここを訪れた。今では茅野から高遠通いのバスも通っている。しかしこの詩はまだそんな物の無い時に出来た。諏訪湖をとりまく幾つかの町は頸飾りの玉とかばかり下の方に連なって見えるが、それが東京などで経験する厭な事をまるで想わせないのが気に入った。たまたま聴こえるのはこの高みで歌っている小鳥の声、すぐ顔の前にはつつましやかな春の花。譏(そし)りも無ければ陥(おとしい)れも無く、不愉快な噂も陰口もここまでは伝わって来ない。

腕を枕に真青な空を見上げて柔らかな草に寝ている一時の、このぽかんとした安らかな気持を何と言おう。


杖突峠からのパノラマ写真<2014.Oct.26>(ウキペディアより)



【茫々】(ぼうぼう)
果てしなく広々としているさま。ぼんやりしてはっきりしないさま。

【無限無窮】(むげんむきゅう)
果てしないこと。また、そのさま。無限。永遠。

【毀誉褒貶】(きよほうへん)
ほめることと、けなすこと。さまざまな評判。

      リラ色      


あおじ         翁草         あずまぎく
  

Lucky Old Sun

2016-03-23 21:14:38 | 音楽(a cappella & other's)
Ray Charles That Lucky Old Sun (4分21秒)


Crossroads - Lucky Old Sun (6分5秒)


Lyrics:

Up in the mornin', out on the job
Work like the devil for my pay
But that lucky old sun has nothin' to do
But roll around Heaven all day

Fuss with my woman, toil for my kids
Sweat till I'm wrinkled and gray
While that lucky old sun has nothin' to do
But roll around Heaven all day

Good Lord, up above, can't you know I'm cryin'
Tears all in my eyes?
Send down that cloud with a silver linin'
Lift me to Paradise

Show me that river, take me across
And wash all my troubles away
Like that lucky old sun, give me nothin' to do
But roll around Heaven all day

Good Lord above, can't you know I'm cryin'
Tears all in my eyes?
Send down that cloud with a silver linin'
Lift me to Paradise

Show me that river, take me across
And wash all my troubles away
Like that lucky old sun, give me nothin' to do
But roll around Heaven, Heaven, Heaven
Oh, roll around Heaven, Heaven, Heaven all day
Let me roll around in Heaven all day

月が、南の空に輝いています。

2016-03-22 20:08:12 | 起き上がる
今朝:青空広がる連休明け。朝は冷えても、昼間は暖かく。

夕方は、北も、西も、やや黄色がかった空の色。PM2.5の影響でしょうか。

そして南の空には、白い月(月齢 13.0 です)<3/22>
<月の出入り>
 出  南中  入り
17:08  23:29  5:11

北の空(17時 撮影)

西の空(17時半撮影)

南の空(18時半撮影)


もうすぐ、満月(^^)


*月の写真撮りのとても好きな高松市在住のFacebook友人サイトから(3月21日)