SSF 光夫天 ~ 詩と朗読と音楽と ~ 

◆ 言葉と音楽の『優しさ』の 散歩スケッチ ◆

「かわづらに 春のひかりが・・・」を見に行こうと思ったのですが。

2016-03-16 19:30:51 | 起き上がる
「かわづらに 春の光が・・・」と、ブログに書きたかったのですが、

眩しい太陽は、お預け!(残念!
 

川面の空


ぶらっと、歩いてみると


吹奏楽が聴こえる・・・



隣接する中学校の吹奏楽のコンサートがあるようで、その練習なのでしょう。思わず、立ちどまり聴き入りました。窓から聴こえてくる普段の音は、かなりレベルの高い中学校で、すこぶる気持ちのよいアンサンブルなのですが、中学3年生は、卒業の時期。最後のコンサートに向けて思いっきり練習しているのだろうと。

3月下旬に、近くのホールでコンサート。ステージ上の彼らの演奏を聴きに行こうと思います。

がんばれッ!!

白い雲と青い空と太陽

2016-03-15 23:23:31 | 起き上がる
「朝のひかりに感謝」


3月16日~17日にかけて、昼と夜の時間が同じになります。

日の出 6:07 日の入り 18:07 (大阪)
*国立天文台 暦計算室 各地のこよみ: http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/

『春分の日』 を前に、これから「夏至」ごろまで、日ごとに、「昼」が長くなります。(うれしい!



今日(3月15日)も「朝のひかり」で目覚めました。
白い雲も、午後には、すっかりいなくなり、青空に。夕暮れは、元気な太陽も、西の山に沈みました。「ごくろうSUNでした!」
   

<各地の日の出入り> 3月16日(水)
     日の出  日の入り
札 幌 5:45  17:42 (17日、昼夜が逆転)

仙 台 5:46  17:45 (17日、昼夜が逆転)

東 京 5:50  17:49 (17日、昼夜が逆転)

名古屋 6:02  18:01 (17日、昼夜が逆転)

大 阪 6:07  18:07 (17日6:06 18:07)

福 岡 6:28  18:27 (17日、昼夜が逆転)

沖 縄 6:38  18:39 (17日、昼夜が逆転)

雨 ~雨の音がきこえる... ~

2016-03-14 15:10:53 | 「尾崎喜八を尋ねる旅」
尾崎喜八は、 詩人 八木重吉 の詩碑 を訪ねています。
喜八にしてみれば「思いがけない出逢い」のようですが...


○尾崎喜八(1892.1.31-1974. 2. 4)
○八木重吉(1898.2. 9-1927.10.26)
*重吉、29歳と若くして病没。


後に、「春愁」(しゅんしゅう)<尾崎喜八詩文集3『その後の詩帖から』>を詠み、そして
男声合唱組曲『尾崎喜八の詩から』 Ⅲ春愁 の表題に記載されているのが、以下の「副題」です。

~ ゆくりなく八木重吉の詩碑の立つ田舎を通って ~
 * ゆくりなく : 思いがけず、偶然に。


『八木重吉詩集 素朴な琴』 の中に、こんな詩があります。

「雨の日」 詩人:八木重吉

雨が すきか
わたしは すきだ
うたを うたわう


今日は雨。

降り続けると、今日は、特に肌寒く感じます。
男声合唱でよく歌われる 『組曲 雨』 終曲:「雨」を歌うのではなく、
「雨の音」にしようと思い、スコアを、ストリングス音源作成してみました。

よろしければ、お聴きください。


(2分24秒)

雨  八木重吉

雨の音がきこえる
雨が降っていたのだ

あのおとのようにそっと
世のためにはたらいていよう

雨があがるように
しずかに死んでいこう



「八木重吉詩集 素朴な琴」
詩碑には、この詩が刻まれています。


されど同じ安息日の夕暮れに (朗読:尾崎喜八)

2016-03-13 17:08:24 | 朗読 (尾崎喜八による)
尾崎喜八 実録です。

されど同じ安息日の夕暮れに (朗読:尾崎喜八)<2分31秒>



 十五年のその昔、美砂子よ、お前は二歳、
 私は幼いお前をかるがると背負い、
 白い頭巾をすっぽりかぶせる。緑の毛布に厚くくるんで
 まだ雪の消え残る信濃富士見の高原に
 天上の春の最初の使信、
 復活祭の雲雀の歌を遠く求めて歩いたものだ。

 今、成人してその天からの春の知らせの深い意味を
 ようやく身うちに感じている若いお前が、
 年こそ経たれ、この同じ復活祭の夕暮れに
 私のためにバッハのオルガン衆讃曲コラールを弾いてくれる。
 そしてもうお前を抱く事も背負う事も叶わない私が
 毛布を膝に、指を組んで聴き入っている。

 しかしその年老いた今日きょうの私を
 お前が憐み、いとおしむのはまだ早い。
 私はこうして、ここにまだ在る。
 まだいくらかの仕事の日々も許されている。
 しかし、しかし、そういう私の存在が
 やがて懐かしいこの世から消えた時、
 或る春の同じ安息日の夕暮れに
 お前はふと私の訪れを空気に感じて、
 同じコラールを、花の窓べに。
 一層深い思いで弾いてくれるだろうか。

朝のひかり

2016-03-12 09:32:39 | 起き上がる
カーテンのすき間から洩れる「ひかり」で目が覚め、「晴天の様子」に、こころがはずむ。

東の空・南の空・西の空・北の空 地がひかりに照らされ、そして「あおい空」の心地よさ。




日の出 6時13分(大阪) ほぼ真東(方位:93.4)



中学校の向こう側の「千里川」
鳥たちが、動き出した様子。


よい週末をお過ごしください。

もうすぐ、春分。。



「朝のひかり」~ 自註 富士見高原詩集(尾崎喜八)より ~
(2015年12月19日掲載)*よろしければ、ご覧ください。
https://blog.goo.ne.jp/odahumanss4/e/23f340cfc89ed537da07d9d7b7d5349c