故郷新潟では、これからが笹ダンゴのシーズン♪
6月初め、旧暦の端午の節句に合わせて作るのです。
実家でも子供の頃は70個くらい作って親戚に配ったりしました。
「丁度シーズンだから今回は笹ダンゴを買って行きたい」と言ったら
義母が"朝市"で馴染みのお婆ちゃんから買ってきてくれました
地元で売っている笹ダンゴは関東で売られているものと
味が違うらしいです。(食べたことはありませんが友人の話によると)
このダンゴは近郊の農家のお婆ちゃん達の手作りなので
さらに味が違う、と義母のオススメ品
朝早く買いに行ってくれたので、運良く"あえものダンゴ"もありました
中身が餡ではなくキンピラゴボウなんです。
これは地元ならではの味。
転勤で新潟にきて味を知り、お土産にするからと200個も
注文した人がいるんだそうです。
「手間がかかるし大して儲からないから200も作りたくない」と
そのお婆ちゃんが義母にボヤいたことがあるんですって(笑)
確かに大量のキンピラを作るため野菜を刻むのは大変ですし
どうやら材料のゴボウが高い季節に頼まれたらしいですね。。
この笹ダンゴ、昔は家庭で手作りが当然だったと思いますが
手間がかかるので最近は作る家も減っているようです。
手作り大好きの義母も数年前まではお友達と二人で作っていましたが
だんだん億劫になってきたようです。
実家でも姉が嫁ぎ私が一人暮らしを始めて手伝う人がいないこと、
昔ほどたくさん食べなくなったことなどから作らなくなっていました。
ダンゴの部分は、「笹ダンゴの素」も売っていて手軽なのですが
やはりヨモギなどをちゃんと入れたのが美味しいです。
実はヨモギだけでなく"ゴボウの葉っぱ"を入れるのが本当なんだけど
義母でさえテレビで知ったくらい昔(?)の話になったようです。
ウチは田舎だったので母はゴボウの葉っぱを入れていたように思います。
何故って子供の頃、それらしき丸い葉っぱの筋を取って
"むしる"手伝いをさせられた記憶があるから。
ヨモギだけで作るより少し黒っぽく出来上がります。
そんな手伝いをしていたのに普通のゴボウの葉っぱなのか
専用のものでもあったのか全然知りません
それに、笹でくるむ手伝いもしていましたが、ダンゴをこねたり
くるんだものを茹でたりといった作業は全て母がしていたので
自分で作ることも出来ません。。
もっとお手伝いをすれば良かったなと今さらながらに思います。
三角のチマキも新潟独特のものらしいです。
先日も主人が、「チマキ食べ食べ♪と歌うけど、あのチマキを
食べながら背丈を計るなんて出来ないと思ってた」と言っていました。
主人も新潟出身。チマキは割と好きみたいです。
新潟のチマキはモチ米をそのまま笹でくるんで蒸したもので
味が無く、きな粉などをつけて食べるのです。
形も円錐形ではないので立ったまま食べるのは難しいですよね(笑)
懐かしい思い入れのある食べ物のせいで、すっかり長くなりました
昨日、私の荷物とともに届いたダンゴとチマキ、全部で40個ありましたが
3人の友人に配り、おやつに食べ、残り少なくなりました
これを食べたら、またダイエットに励まなくては