さて、最近私がアツく語っているのが “全体と個(個別性)” の問題です。
つまり、大げさに表現すれば、地球の全民族をも超えた宇宙人にも当てはまるようなコトと、いち個人にしか当てはまらない事柄に関する問題です。
医療面に関する代替療法や食事療法なんか特にそうですが、この事を常に意識しながら扱っていないと大きなミスを犯してしまう結果になりかねません。 その判断は非常に難しく、しっかりとした理論に基づいた上での直感力が要求されると思います。
さて、ここでその一例として、前に採り上げた “Color Theraphy(色彩療法)” を用いて、この問題を考えてみたいと思います。 こちらは、他でやっている数秘学のアップとも絡んできます。
“個にして全 全にして個” の問題を考えるひとつの題材としてみて下さい。
【エドガー・ケイシー 驚異の波動健康法 ~第四章・色とオーラの治癒力~】
〔個人的な反応〕
全体として、人は個人的に色に反応します。 その反応が過去生での関係から来ることもしばしばあります。
(Q13):「私にいちばんいい色は何でしょうか? 本当にそれで変化が出てきますか?」
(A13):「人間だれもが、活動のいずれもが、霊体のどれもが、他以上によく反応する色をいろいろと持っている。 そしてこの人の場合、緑(Green)と青(Blue)のある種の色合いにより、よく体が反応することが分かる。」
(Q15):「あらゆる色を霊化するのが、私たちの務めなのでしょうか?」
(A15):「色とは本来、音とサウンドが霊化されたものである。 音の自然な霊化が色なのだ。」(R281-38)
「……その人は音楽の力からよりも、色の方から大きな影響を受けることが分かる。 淡褐色やある種の緑色にはその人の体に病気を招く作用があるが、紫色や菫色、黄褐色はその人の中に建設的な(Positive)な力を強めてくれる、非常に喜ばしい波動となるだろう。」(R428-4)
(Q7):「私に合った色は何色でしょうか?」
(A7):「柔らかな色合いで、ブルー、グリーンなどデリケートな色だ。 これらが調和のとれたものを与えてくれる。 あるいは、それと強いコントラストを作る色だ。 強烈な魅力を引き出したいと思う時には黒と金色を身に付けなさい。 人の関心をそそりたいと思う時には青と緑を身に付けよ。 自分をありのままに出したいと思うなら、デリケートな色合いがいい。」(R2753-2)
(Q6):「私にとって一番いい色合いは何でしょうか?」
(A6):「色は藤色で菫色で、これがその人にとってはよく、体に癒しを招いてくれる。」(R3374-1)
ここで二つの異なる人物に与えられた色のリーディングを検証しつつ “全体と個” と云う問題を考えてみたいと思います。
(Q6):「私たちの “理想” を色で表わすとすれば、どんなのがいいのでしょうか?」
(A6):「これらは沢山あって、様々に表現できる。 色の波動で得られる最高のモノは、紫と金色が与えてくれる。」(R2087-3)
(Q10):「この人はどんな色に同調するのでしょうか?」
(A10):「青色が好ましい作用を招く。 紫や赤は悪い作用を招く。」(R1131-1)
上に採り上げた二つのリーディング問答ですが、ご覧になればお分かりのように、一方では紫(Purple、Violet)を最高の理想の色としながらも、一方の問答ではその質問者に害になると述べられています。
他にもこういった例はリーディングの中でいくつも見られます。 これ以上は紙面上省略させてもらいますが、これは、マクロビオティックの基本理論である無双原理(易)やひふみ神示にも記されている、
『薬となるものでも使い過ぎたり、使い方を間違えると毒となるし、毒と言われるものでも使い方や量を見極めれば薬とすることができる』
に、行き着くような気がします。
色に関しては他にもお伝えせねばならぬ情報がいくつもありますので、直感に導かれながらアップしてゆきたいと思います。
とりあえず、失礼します。