さて、やっとこ【4・Four】という数字について、ディープに書いてゆきたいと思います。
前回見てきましたように、洋の東西を問わず基本的に【4・Four・四・Ⅳ】という数字にあまりいい意味はありません。 が、しかし、光(陽)をより一層輝かすのは闇(陰)ですし、陰陽というのは相対的なモノですから、私たちがこの現実世界を知覚・判断するために絶対的に必要なモノです。 この世に、目の前に現れている現実に不必要なモノなんて何ひとつ存在していません。
で、ここからが私独自のマニアックな解釈になって行きますが、この【4・Four】という数字に対応する西洋占星学における惑星は “海王星(Neptune)” であり支配する星座は双魚宮(Pisces)、 人体の主要チャクラではライディヒ集腺(Leydig(Lyden) gland) に対応しています。
私は占星学を本格的に研究しだして3,4年ぐらいですが、この海王星(Neptune)というのは占星学ではあまり重視されておらず、ドコとなく影の薄い惑星であります。 その基本的意味を伝統的な占星学からアップしますと、(参照:ルルラブア 占星学 より)
【海王星(Neptune)】:夢想・直感・理想主義を司る惑星です。 慈善や奉仕・自己犠牲の精神にも関係します。 不確定・不鮮明の星でもあり、海王星のもとに起こる事柄は理想的な結果を生じるか、幻滅に終わるかのどちらかで、効果が漠然としているのが特徴です。 海王星は物質的分野では力を持ちませんが、純粋な精神的分野に生きる人に対しては霊感の恵みを与えます。
海王星の影響が良く現れれば、詩的情緒や献身的行為となって人生に潤いと慰めをもたらします。 しかし、同時に虚構と欺瞞の星でもあるため、影響が悪く現れれば現実から逃避したり、人生に混乱に導く効果を生じます。
海王星は 『美しい幻』 のようなもので、手にとって見ることは出来ないけれど、大きな価値のあるものを教えてくれる惑星と考えると解かり易いでしょう。 人物としては、引退した人・詩人・社会的弱者や救済を必要とする人々を示します。
次に、ケイシー・センター会長の光田秀さんの 『眠れる預言者 エドガー・ケイシー』 より海王星に関する情報を抜粋してみたいと思います。 ちなみに光田秀さんのケイシーにかける情熱と英語力はスゴイですよ。 京都大学の物理学科の大学院まで出ておられますから、その分析も科学的で論理的です。
【海王星】:海王星とは誰が命名したのかはわかりませんが、ある種の啓示を受けて命名したのではないかと思うほど、その名の示す通り、この惑星は海や水に縁があります。 ケイシーによれば、海王星に滞在していた人は、それが建設的(Positive)な方向に現れる場合、芸術的傾向、霊能力、神秘主義的傾向、水に関する縁、人間の心を理解する能力、人を思いやる性質などに恵まれますが、反対にネガティブに発揮されると、オカルト的傾向が過度に強まったり、感情の浮き沈みが激しくなったりします。
「この魂がこの地球にやってくる直前に滞在していた世界は、あの遥か彼方の海王星である。 長い間、この実体が他の人々から風変わりな人間だと思われ、なかなか理解されなかったのはこのためである。 だが、この実体は霊的洞察力をこの世界で開発できる人であり、またこの実体と接することによって他の人々は益を受けるだろう。 この世界で沢山の人たちを育成することに力を尽くす人である。
この実体の最大の長所は、霊的な力に関してほとんど理解していない地球の住人たちにとっては神秘的と思われることに力を尽くす人である。
この実体の霊力はかなりのレベルに達しているので、この実体に接しながら、その霊力を土足で踏みつけるようなことをする人は、そうすることによって彼ら自身の魂を損なうことなるだろう。 このような事例はこの実体の生涯によくあったことである。 この実体が受けている占星学的な影響について言うと、海王星の影響力と木星の影響力と、双子座の太陽光線が加わって、この実体に高貴な優れた力を与えている。(R2553-8)
海王星の中には、水の力、水に関わる力が見られ、この実体の創造的表現力、物に生命を与え、助ける才能もここから来ている。 このために、この実体が栽培する植物は何でもよく育つことだろう。 自然の中から摘み取ってきた花も、この実体の近くに置いておけば満開になってよりよい香りを放つだろう。(R2641-1)
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ある程度、一般的な占星学の情報とケイシー独自の解釈に基づく、比較するための情報をアップしましたが、細かい部分は異なる面もありますが、どちらにも共通しているのは、太陽や天王星とかいった個性の強い惑星ではなく、どちらかというと月(Moon)みたいに、女性的なあまり自己主張しない(最近の女性はしますが…)一歩引いたニュアンスが読み取れます。
ここで、海王星の主な意味をひとつだけ挙げるとするなら “想像力(Imagination)” な感じがします。
ですが、日本語って面白く、想像(Image)することというのは創造(Creative)に繋がります。 こうやって様々な分野の研究を色んな角度から行っていると、日本語の言霊文明の一端を垣間見させられます。
さて、ここで海王星について深く突っ込んで書く前に、“4・Four” という数字について占星学に大きく関係するコトをピックアップしてみたいと思います。
続く…