あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

総選挙を安心実現する内閣

2008年08月02日 01時54分14秒 | 政治・選挙
福田改造内閣が発足しました。また,党三役人事も行い,麻生氏が幹事長になるなど「挙党態勢人事」となったようです。
一方,内閣人事は13人が交代するなど大幅な刷新を実現すると共に,「安心実現内閣」と命名して物価高騰問題や医療年金問題などに取り組む意向を表明しました。

「安心実現内閣」…福田首相が改造で命名(読売新聞) - goo ニュース

選挙対策内閣になるか?

ストレートにいいますと,今多くの国民が臨んでいるのは,「内閣の交代」ではなく「衆議院の解散により国民意思を国会に表明したい」という点にあると思います。そういう意味では,今回の内閣改造は「衆議院延命内閣」といえるでしょう。
とはいえ,この内閣でも残り1年ちょっと持ちこたえるのは難しいでしょう。そうすると,この内閣の役割は,「不祥事を発覚させないで,とにかくいいイメージを維持したまま選挙に臨む」ということにあるでしょう。特に火の粉がたくさんある厚生労働省は任期のある舛添氏を残留させ,防衛省は知名度の低い若手の林氏を新入閣させ,国土交通省については公明党が大臣という定番を外して知的派の谷垣氏が就任することで理詰めによる改革をアピールなど,全体的に「やわらか内閣」のイメージを出したいものと思われます。
一方で,野田聖子氏を登用する点などは,「郵政民営化は過去の話」「小泉改革ってなんだっけ?」的な雰囲気を醸し出そうとしているものとも思われます。
全体的に言えること,それは「無難な人選」という点です。おそらくかなり厳しい身体検査を行ったのではないでしょうか。さすがにキムタクドラマのようなサプライズ人事はありませんでした。
とにかく,この内閣で「なんとか選挙を乗り切ろう」という「選挙管理内閣」になると思いますが,「やわらかイメージ」と「国民目線」を強調していくことになるでしょう。一方で,自民党が単独過半数を維持できなかったときに「責任者は福田総理と党三役」となりますが,今回の人選では全員クビが飛んでも自民党的にはびくともしない人ばかりです。そういう点からも,「もしもの時の責任問題も安心だねえ」という人事であったといえるでしょう。

とにかく,新内閣が発足しました。看板通り本当に「国民が安心して生活できる内閣」になってほしいと思います。そういう活動こそが,本当の意味での選挙対策になるのです。

よろしければ1クリックお願いしますm(__)m人気blogランキングへ
ランキングジャパン



TB先一覧
http://blog.goo.ne.jp/hiroharikun/e/1a7fc81fb3513289158e3dbeed10c3b4
http://blog.livedoor.jp/yswebsite/archives/52095403.html