あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

実質大敗だったカタール戦,次に何を語ーる

2009年06月10日 22時38分04秒 | スポーツ全般
サッカーワールドカップアジア最終予選のカタール戦は,1対1で引き分けとなりました。これで残すはオーストラリア戦のみとなりますが,オーストラリアに勝たなければ1位通過はできないことになります。

日本、1-1でカタールと引き分け…サッカーW杯予選(読売新聞) - goo ニュース

決定力のないチームだから助かったようなもの

この試合,いろんな不幸な条件が重なり,いわゆる飛車角落ち,さらには岡田監督も不在という状態でした。また,選手はまだ前回の疲れが残っており,さらには勝っても負けても基本的に影響がないことから,ポテンシャルもあまり高まっていなかったと思われます。
もちろん,戦術として,「体力温存」と「フォーメーションテスト」ということをやるのはありなのですが,しかし,それにしても結果,蓋を開けてみると,前半早々のオウンゴール以外は,完全に防戦一方の試合となってしまいました。カタールも疲れと気迫の空回りが多かったことに助けられ,どうにかPK1本で守りきり,なんとか引き分け,っていう状態でした。
ればたらをいうのはスポーツでは禁句ではありますが,しかし,最初のオウンゴールがなく,しかも普通の攻撃力があるチームだったとしたら,少なくとも3点は取られていたと思います。
今回,日本選手の多くに全くキレがなかったのが大きな痛手だと思います。パスミスも多く,地に足がついていませんでした。まるで,アウェイの試合のようでした。なにより,前回同様,ディフェンスラインがぐちゃぐちゃ。だから簡単に最終ラインにまで突破されてしまったのです。
これでは,とうてい「目指せ,ベスト4」など言えるレベルではありません。
まあ,確かに一部変なジャッジングがあったことは否めませんが,変なジャッジングは常に起こるものなので,それを言い訳にはできません。

とにかく,今回は不運な点が多かったのですが,今回の試合で,岡田監督はより客観的な視点で日本の補強点が見えたと思います。長い目で見れば,今日の引き分けも戦術としてありなので,とにかく今日の問題点を明日に活かしていけばよいと思います。

さて,残りはオーストラリア戦です。オーストラリアは全勝チームなので正直かなり厳しい試合になると思いますが,岡田監督も戻ってきますので,「負けそうになってもカードはもらわない」という方針の元,胸を借りるつもりで試合に臨んでほしいものです。勢いを付ける意味でも,是非「良い試合だ」といえるようなゲーム展開を見せてもらいたいです。

頑張れ,岡田ジャパン

よろしければ1クリックお願いしますm(__)m人気blogランキングへ

TB先一覧
http://blog.goo.ne.jp/stardustkid0627/e/ce4cb73081ba4eab0cfbd28265925f6f
http://blog.livedoor.jp/pro_g_mania21/archives/51956421.html
http://niseotsuka.blog.shinobi.jp/Entry/1275/
http://blog.livedoor.jp/aki09041/archives/51654811.html
http://blog.goo.ne.jp/ms1229jp/e/367109e3f4eb7390afa4f0a0f122c252
http://kmotohiro.exblog.jp/11226656
http://blogs.dion.ne.jp/kibitantan/archives/8464277.html
http://cosmos.seesaa.net/article/121239410.html
http://a007.fruitblog.net/?4a3043dba82da
http://kyotofan.net/blog/2009/0610
http://kyotofan.info/?p=1291
http://blog.goo.ne.jp/datian17town/e/ae07be23c40005d139097354d03b7a26
http://sports-com.seesaa.net/article/121304071.html

これからは天下りも安泰ではなくなるぞ

2009年06月10日 01時40分37秒 | 法律問題
農水省,総務省及び経済産業省の3省が出資して設立された「日本農村情報システム協会」が,元役員の不正流用と思われる不明瞭支出などの債務超過額が約6億円を超え,もはや事業継続は困難ということで,理事会において自己破産を申請することを決定しました。実質国の支配下にある社団法人が自己破産を申請することは異例とのことですが,今後裁判所において管財人が選任され,不正流用の実態把握や返還訴訟,さらには刑事告訴などあり得ると見ています。また,出資者たる3省の責任問題も出てくるものと思われます。

農水所管法人が自己破産 不正流用で債務超過(共同通信) - goo ニュース

天下り役員だとしたら,退職金がパーのみならず,それまでの貯金もパーかも

この法人のホームページを見ると,いわゆる天下りと思われる役員は2名しかいませんでした。しかし,会員には情報システム関連の企業もかなりあり,おそらくは>こうした民間会社での勤務をかましてからの天下り役員が多かったのではないかと推測されます。

それはさておき,国が関わっているといっても,経営が杜撰であれば当然倒産します。第三セクター企業がここ数年相次いで倒れていますが,これも杜撰な経営のケースが結構見受けられます。まあ,ある意味「当然の結果」だと思います。

今回の場合,その原因が不正支出と思われていますが,ここではありませんが,過去に県出資の法人の経理担当者がチリ人女性に10億円近く貢いだという事件(そうです,あれです,あれーだ!)もあり,そこで管理体制のあり方が問題となりました。今回,まだ全貌は分かりませんが,仮に今回も6億円が不正支出であったとしたら,完全に管理体制に問題があったと言えるでしょう。そして,出資者たる3省への報告や,3省の監査体制の不備にも問題があると言えます。そうなると,場合によっては,「他の法人も乱脈経営」の可能性が否定できません。

ただ,破産をしたことでのメリットもあります。それは,「不要な法人のリストラ」と「無駄な退職金支給の抑制」,さらには「天下りはアメだけではなく鞭もある」というリスクが明確になったという点です。
「不要な法人のリストラ」は,まさに外郭団体の見直しが全く進んでいない現状において,経営が成り立たない法人を法的につぶしていくことができ,結果,リストラが可能となります。行革担当大臣も,内心ほっとする場面かもしれません。
「無駄な退職金支給の抑制」は,破産決定することで,お金の管理は管財人に移ります。そして,従業員の給与は優先弁済権がありますが,役員報酬や退職金はむしろ劣後債権に移ります。したがって,事実上「退職金0」となります。普通の会社が倒産した場合,当然役員がそれなりの責任を負うのと同じ理屈です。
「アメとムチ」ですが,役員として一定の法的責任を追及されることもあり得ると言うことです。今回,仮に不正流出が原因だとしたら,役員としてそれをチェックしなかったかチェックが甘かったこと,経営判断が甘いと言うことなどから「経営責任としての損害賠償」を管財人から求められるっこともあり得ます。そうなると,退職金がもらえないだけではなく,逆に役員が1億円近い損害賠償金を支払わなければならない場合もあり得ます。そうなると,天下り役員だとしたら,過去にもらった退職金などもすべて弁済に回さなければならなくなり,ほぼ一文無しになります。当然,「天下り役員なので,そんな責任まで考えていませんでした。てへ。」ということは,裁判所では一切通用しません。
つまり,「天下り=おいしい」という方程式が崩れる場合もあるのです。いや,むしろ当然の話で,天下りに限りませんが,会社や法人の役員になるというのは,報酬が美味しい裏返しとしてこれだけ厳しい責任も潜んでいるです。
これで,安易な天下りも減少するかもしれません。

さて,役員はどのようにケツをふくでしょうか。また,3大臣はそれぞれどのように対応し,どのような責任の取り方を提言するでしょうか。さらに,次の破綻法人が出てくるでしょうか。さらにさらに,延長国会でどの程度の爆弾になるでしょうか。
今後の後処理に注目です。

よろしければ1クリックお願いしますm(__)m人気blogランキングへ