あれは,あれで良いのかなPART2

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記録だけではなく記憶すら塗り替えた東日本大震災,絶対に忘れてはならない

2012年03月11日 22時29分21秒 | 災害・危機管理
東日本大震災から1年が経ちました。

冥福祈り、政府が追悼式=首相「復興が歴史的使命」―東日本大震災から1年(時事通信) - goo ニュース

この惨事を後世に伝え,二度と同じ惨劇が起こらないようにすることが私たちの使命

地震や津波は必ず発生します。しかし,事前の備えと事後の的確な行動で,被害は最小限に食い止めることも可能です
今回の大震災についても,>決して他人事に考えることなく,犠牲者の方々の心の叫びをきちんと受け止め,同じような災害が発生しても被害を必要最小限にとどめる努力を日本全体で行うことこそが大切なのです。
想定外の災害だからしかたない」とか「そっとしておくことが被災者に対する礼儀」などという意見もありますが,それは違います。もちろん,三流週刊誌みたいに適当なことを言ってあおったり傷つけたりするのは愚の骨頂ですが,そうではなく,純粋に「今回の災害については,どこにどういう問題があったのか」という点を客観的に分析し,それに対する対応策を検討していくことが大切なのです。
そして,こうした災害を風化させないこと,それが大切です。原爆の恐怖が徐々に薄れていますが,広島と長崎では今なお語り継がれることにより,「核兵器廃絶」を強く心に刻み込まれていることと同じようなこと,それをやっていくべきなのです。それこそ,犠牲者の方々に対する弔いにもなるのです。

ところで,今回の大震災では,どうしても「原発事故」が大きくクローズアップされていました。もちろん,これが今回,今なお大きな被害をもたらせている要因であることは言うまでもありません。
ただ,いわゆる犠牲者が多かった被害は,やはり「津波」なのです。原発事故も,津波が招いたものであるといえます。
日本の技術は飛躍的に向上し,地震の揺れ自体に対する対策はいろいろと講じられていますし,多くのご家庭でも揺れに対する対策はそれなりに講じていると思います。
しかし,「津波」に対しては,あれだけの被害があったにも関わらず,意外とまだ認識を改めていない方々が全国の沿岸部で多いという調査結果も出ています。津波対策,これは絶対に侮ってはいけません。
津波は,ふつうの水害と異なり,物理的に封じるのは非常に難しいです。実際,防潮堤も見事に破壊されてしまいました。
政治家はどうしても「物を作る」という利権が絡む発想での防災対策しか考えませんが,津波対策の基本は,「迅速な情報」と「素早い避難」です。もちろん,これをハード面でフォローする必要もありますが,なによりも一番大切なのは,「人々の防災意識」にあります。
震災1年を機に,ぜひともこのあたりの考え方についても今一度地域全体で意識してみたらいかがでしょうか。

また,自分が沿岸部に住んでいないとしても,たまたま旅行や仕事等で沿岸部に来ているときに津波が襲ってくる,ということも普通に想定されます。なので,津波が来た場合の心構えというのは,「日本の全国民」が有しておくべきことなのです。
のみならず,沿岸部のみならず,河川や湖周辺でも実は被害が出る場合があるという調査結果も出ています。海がないから他人事,などと考えないことも大切です。

この1年,いろいろありました。正直,政治は機能不全であったことは否めません。永田町では,これまでの習性で,災害すら政局にしか見えない,という発想しかない人たちの集まりだからです。
次の選挙では,こうした習性しかない議員は首にしましょう。それができるのは,選挙に行くこと,それだけです。選挙に行くこと,これも立派な「震災対策」になりますし,それが「自分や家族の生命身体財産を守る」ことにもなります。
一方で,政治に頼らない震災対策も各自講じましょう少なくとも,「避難グッズ確保」「室内の安全確保」「家族の連絡方法の確保」ということは誰でも出来ますし,大震災の時は,行政機関もこのあたりのフォローが事実上できない状態になりますから,自分たちできちんとやっておくこと,これが大切です。

改めて,被害者の方々に心からお悔やみ申し上げます。そして,絶対に被害者の方々のことは忘れませんし,忘れてはいけません


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2 コメント

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我々は (ともっち)
2012-03-12 20:19:11
一年に三回も自然災害について考える機会を与えてもらったのだと思っています。
「忘れたころに災害はやってくる」と昔の人は言いましたが、これだけ短期間にしかも甚大な災害が日本や地球上で起こっているということは、我々は常日頃から自然災害について考えざるを得ません。
今、徐々に忘れ去られようとしている1月17日の惨劇や9月1日の関東大震災などまだまだ検証するべきことは山のようにあるように思います。
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ともっちさま,コメントありがとうございました (おかにゃん)
2012-03-13 00:50:24
こんばんは。
去年は本当に大きな災害が立て続けに起こりました。
私たちは,もっと自然に対して謙虚に臨むべきなのかもしれません。そして,何よりも,「常に何が起こるか分からない」ということを意識して生活することが大切でしょう。
忘れてはならない災害などはたくさんあります。決して「のど元過ぎたら」にならないよう,自覚していきたいものですね。
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