参議院の審議が完全に空転しています。予算委員会について審議のめどがたたず,また日銀総裁人事案についても,野党各党は反対を表明しているものの,具体的審議には及んでいません。
参院予算委、審議入り合意せず(朝日新聞) - goo ニュース
だから民主党は政権を取れない
野党の審議拒否戦術,これは政治的に深い意味があることは承知しています。永田町の論理では,これにより与党が野党案に迎合して来るという効果があるということは分かります。
しかし,>普通の国民目線から見たら,「審議拒否=仕事放棄」としか見られません。もっといえば,「民主党は参議院第一党であることをいいことに,嫌がらせをしている」としかとらえられない可能性すらあります。
永田町の論理と民衆の論理は,相当に乖離があるのです。この乖離に民主党が気がつかない限り,政権を取ることはできないでしょう。
それを踏まえて,今回の民主党の作戦を考えるに,参議院でどんなに頑張っても衆議院の優越により予算案は通過します。だから,参議院の審議に力を入れないつもりなのかもしれませんが,もし民主党が「道路特定財源の問題はいろいろある」というのであれば,むしろ逆に国会で連日集中議論をすればよいのです。そして,それを広く報じることで,国民がそれに対する賛否の反応を示せるのです。
こういう議会のイロハのことをやらないで,「国民に理解してもらう」というのは,かなりムシのいい話です。
一方,日銀総裁人事ですが,これも完全に政争の具になってしまいました。
確かに今までは人事案件は儀式みたいなところがありましたが,人事の適否を判断するということをからすると,日銀総裁に同意しないということ自体はありだといえます。むしろ,自民党のいう「いいから早く同意しろ」的態度の方が理屈が成り立ちません。
しかし,これを盾に他の案件を迫るというのは筋違いです。人事と予算は別物です。まして他の法案となってはなおのことです。
やはり,人事についても「なぜ駄目なのか。」と「ならばどんな人がよいのか」,さらには「今後の方針をどう考える人がよいのか」などについて国会という場においてしっかり提案するべきなのでしょう。
結局のところ,今の国会は「実のない不毛な議論」をしているにすぎません。与党も野党もどこでもいい,どうかこの辺に気がついてほしいものです。
国会は議論をする場所です。決して子供の喧嘩をする場所ではありません。
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だから民主党は政権を取れない
野党の審議拒否戦術,これは政治的に深い意味があることは承知しています。永田町の論理では,これにより与党が野党案に迎合して来るという効果があるということは分かります。
しかし,>普通の国民目線から見たら,「審議拒否=仕事放棄」としか見られません。もっといえば,「民主党は参議院第一党であることをいいことに,嫌がらせをしている」としかとらえられない可能性すらあります。
永田町の論理と民衆の論理は,相当に乖離があるのです。この乖離に民主党が気がつかない限り,政権を取ることはできないでしょう。
それを踏まえて,今回の民主党の作戦を考えるに,参議院でどんなに頑張っても衆議院の優越により予算案は通過します。だから,参議院の審議に力を入れないつもりなのかもしれませんが,もし民主党が「道路特定財源の問題はいろいろある」というのであれば,むしろ逆に国会で連日集中議論をすればよいのです。そして,それを広く報じることで,国民がそれに対する賛否の反応を示せるのです。
こういう議会のイロハのことをやらないで,「国民に理解してもらう」というのは,かなりムシのいい話です。
一方,日銀総裁人事ですが,これも完全に政争の具になってしまいました。
確かに今までは人事案件は儀式みたいなところがありましたが,人事の適否を判断するということをからすると,日銀総裁に同意しないということ自体はありだといえます。むしろ,自民党のいう「いいから早く同意しろ」的態度の方が理屈が成り立ちません。
しかし,これを盾に他の案件を迫るというのは筋違いです。人事と予算は別物です。まして他の法案となってはなおのことです。
やはり,人事についても「なぜ駄目なのか。」と「ならばどんな人がよいのか」,さらには「今後の方針をどう考える人がよいのか」などについて国会という場においてしっかり提案するべきなのでしょう。
結局のところ,今の国会は「実のない不毛な議論」をしているにすぎません。与党も野党もどこでもいい,どうかこの辺に気がついてほしいものです。
国会は議論をする場所です。決して子供の喧嘩をする場所ではありません。
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審議のための議論をしない国会なんて、税金の無駄遣いの筆頭でしょう。だだこねて仕事せず、そのくせ高い給料を貰ってる、としか思えません。
問題があるというなら何が問題なのか、どうすればいいのか、そういう議論をしていただきたいものです。
与党も、絶対多数をいいことに、有無を言わせないやり方は卑怯だと思います。
限られた日数の中で、双方とも、今後の日本のあり方をふまえ、何が必要でどうあるべきかの議論をしていただきたいものです。
私の住む町は、比較的民主党色が強いですが、それを差し引いても中央(国会)・地方共に実績がないのも事実です。
また、道路特定財源に限らず、国会議員が国会内で議論しあうのは至極当然の話です。このままでは(昨年の参院選に)民主党が勝ったと言っても期待出来ないのが実情ですね。
> 国会は議論をする場所です
> 決して子供の喧嘩をする場所ではありません
おかにゃんさん、まぁこう言っては身も蓋もない話ですけれども(自民党にとってか民主党にとってかは謎汗)、本会議や委員会のヤジぶりを観ていますと、そのぅショーガッコの学級会の方が・・・滝汗
一部民主党の某氏とか某々氏あたりは、自民党案に賛意を示しているようですが、超党派なんたら勉強会だとか何だとか、いろいろ永田町も国会以上にお忙しい?ようではあります(謎々汗)
国会は全く議論になっていないため,そもそもなぜ野党が日銀総裁人事を反対するのか,その理由がよく分かりません。
反対するならば,それなりの理由をしっかり示すべきでしょう。
一方,与党も「数の暴挙だ」と避難していますが,自分たちが衆議院で散々やってきた数の暴挙を棚に上げてこんな批判をするというのは,逆に滑稽に思えてきます。
基本的に幼稚すぎますね。
日銀総裁問題は,本当に「どっちもどっち」の状態だと思います。
自民党がごり押しする理由もよく分からなければ,民主党がてこでも動かないというくらい反対する理由も分かりません。
反対するならば,少なくとも「対案」は必要だと思います。
今の民主党内では,紛争の火種がくすぶっています(道路特定財源問題では,既に一枚岩ではない。)。
今回の一件についても,党内は決して一枚岩ではないため,ここへ来て内部崩壊をしないことを願うばかりです。
国会は,「新人議員はまず野次から覚えよ」というのが鉄則のようです(発案者はハマコー氏?)。とにかく,「やじって一人前」ということのようなので,子供の学級会の方が遙かに「紳士的」で「実りある議論」をしていると思います。
しかし,民主党,そろそろ謀反が起こって空中分解しそうな雰囲気もしてきましたね。自民党側も造反の動きが出ているところを見ると「新自由民主クラブ」でも作るのかな(党首は誰だ汗・・)
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こんな天気のイイ土曜の昼間からなにをやっているんだか(笑)