あれは,あれで良いのかなPART2

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こんにちわ,どちらえ参りますか?

2009年01月19日 23時22分52秒 | 教育問題
このタイトルに違和感を感じなかった方,もう一度国語の勉強をしましょう。
小さな話ですが,「こんにちわ撲滅委員会」なるものが密かに活動しているようです。ここでは,特に「こんにちは」を「こんにちわ」と書く誤りについて問題点を指摘しようということのようです。

goo注目ワード ピックアップ・・・こんにちわ撲滅委員会(goo注目ワード) - goo ニュース

やっぱり英語よりまず日本語学習ですね

私自身,完璧な日本語はいまもって自身はなく,特に敬語については,尊敬語と謙譲語の混在や二重敬語などを無意識にやってしまいます。
ただ,「わ」と「は」の違いや,「へ」と「え」の違いくらいはさすがに分かります。
ところが,最近では,メールなどでこの辺りの区別ができない人たちが増えているようです。もちろん,ネット上ではわざとやっているケースもあり,私もよく冗談で,「**さんへ」というくだりを「**さんえ」などと書いたりしています(古い話ですが,「怪人21面相」がこうしたフレーズ使っていましたね。)。
ただ,冗談ならともかく,最近では,「本気で使い方を間違っている」人が増えているようで,大学生ですら,論文などで間違っていることもあるようです。

この委員会では,日本語を正すという目的まではなく,あくまでもシャレの領域でやっている活動のようですが,やはり「日本語を正しく使う」ということが本当は一番大切だと思います。
敬語についても,「使わないから間違える」という点もありますし,私も国語のテストで敬語は苦手分野ではありました。しかし,敬語っていうのは,「他人を敬う」ための第一歩であり,社会人になればある程度常識として必要になってきます。それに,皮肉にも,今敬語を完璧に使いこなしているのは外国人だ,などという状況にもあります。
やはり,「日本語としての敬語」もある程度使えるようにするべきでしょう。

そう考えたとき,やはり今の教育で本当に必要なのは,やはり「英語」よりも「国語」なのではないでしょうか。
もちろん,いつも言うように,英語教育を否定するわけではありませんし,今よりも充実した英語教育それ自体は大いに歓迎できる話だと思っています。しかし,「日本語が正しくできない」人種が,「外国語を正しく話す」となるはずはありません。絶対的に必要なのは,「正しい母国語」なのです。
逆にいうと,正しい母国語を覚えなければ,次世代にそれが伝わりませんから,いずれは「おかしな日本語だらけ」ということになってしまいます。こうなると,日本文化の終焉を迎えてしまうでしょう。

ちょっとオーバーに話してしまいましたが,自戒を込めて,「日本語をきちんと使おう」ということに心がけていきたいものです。それが,日本文化を守る第一歩なのです。

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6 コメント

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発音と文字 (のびぃ太)
2009-01-20 06:05:17
新かなづかいは発音と文字を一致させようとしてできたわけで、「こんにちは」はもう、語源的な意味を失って単なる挨拶ことばになってるので「こんにちわ」と書く人が増えて当たり前です。
「こんにちわ~」「こんちわ」など気分にしたがって表現してこそ日本語は豊かになるのに、へんな運動を起こす朴念仁がいるのですね。
かなづかいをまちg会えると、パソコンは文字変換してくれませんけど・・・
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のびぃ太さま,コメントありがとうございました (おかにゃん)
2009-01-21 00:29:43
こんばんは。
新かなづかいって,結構浸透しているのですね。
そう言われてみれば,昭和初期までは,「**たまふ」(今は「**たまう」)なども,今使うと逆に「古い!!」なんて言われますよね。
あとは,国語審議会が「OK牧場!」っていうかどうかの段階まで迫ってきている,っていうところでしょうか。
あとは,使う場面の問題ですね。
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アルファベット一字違うだけで (てるりん)
2009-01-21 15:43:37
私も尊敬語などは理解しきれません。
しかも英語では
でも「わ」と「は」やザ行とだ行の使い間違いは気になります。
ケアレスならともかく、これが毎度だとね。
英語では、アルファベットが一字違うだけで全然違う意味になってしまいますものね。
間違えると大変な言葉もあるようで。
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てるりんさま,コメントありがとうございました (おかにゃん)
2009-01-21 21:42:42
こんばんは。
敬語はもっとまじめに勉強しておけばよかったなあ,って思います。今の実社会で,結構「めちゃくちゃな敬語」を使っている自分が恥ずかしく思えてしまいます。

英語の場合,単語全体で一語なので,一文字変わると大違いなんていうのが普通にあります。ただ,ネイティブでは,さすがに「文脈」で判断するので,誤字を普通に読んでしまうみたいです。まあ,そりゃそうだ,って言われればそうなのですが(^_^;)。

日本語は奥が深いですね。
返信する
敬語について一言 (masa)
2009-01-24 03:15:42
 ちょっと本題から外れると思いますが、敬語について感じている事があります。

 と言いますのも、敬語=相手を敬う所から来ているのであれば、それは老若男女を問わず用いるべきでしょうし、逆にいくら年上だからと言っても、こちらが誠意ある対応をしている上でなお、卑下する言動を見せているのであれば、それは君付けでも御の字と思っています。(実際にそうしていました)

 英語の日常会話にはそれが無い感じがします。だから年齢等に縛られずに、公私共にフレンドリーな形になったているのだと思います。

 長文、失礼致しました。
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masaさま,コメントありがとうございました (おかにゃん)
2009-01-24 22:45:04
こんばんは。
敬語って,年齢にはあまり関係ないのかな,っていうのが私の考えです(もちろん,少数説ですが。)。
要するに「敬える相手なのかどうか」というのが判断基準になりますから,老若男女関係はないはずです。当然,おっしゃるとおり「とても敬えない年上」に敬語を使うのは本来的ではないと思います(ただし,世の中円滑に進めるために,最低限の礼儀は守りますが。)。

逆に,気心しれた関係になれば,敬語はあまり使わなくなります。当然,それは「お互いを本気に思いやる気持ち」を分かっているからです。結局,「言葉」よりも「気持ち」なんですよね。
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