JR西日本の社長が,安全対策に力を入れる旨の訓示を垂れたそうです。
ただ,信楽高原鉄道事故の時同様,いずれうやむやにされてしまう可能性もあります。
また,前回も書きましたが,この事故は別にJR西日本のみならず,他の鉄道会社や交通機関などでも十分発生しうるものです。
そこで,私は次のような安全対策を提案したいと思います。,
1 安全管理はユーザの視点を取り入れる。
2 安全対策も含めた情報公開を徹底する。
3 競争には安全面や快適さも売りにする。
4 もちろん物的,人的安全対策は当然実施する。
具体的には次のとおりです。
よろしければ続きを読む前に1クリックお願いしますm(__)m→人気blogランキングへ 1 安全管理はユーザの視点を取り入れる。
会社内部のみで運転士のひやり事例や電車遅延を「悪」と評価するために,それを隠そうとして速度超過や過小報告など不利な報告をしないようになります。
そこで,安全管理は利用者であるユーザもチェックできるようにします。
具体的には,①車内に速度及びブレーキ状況を表示する,②乗客からの声を聞く機会を増やす(意見箱等の増設などでも良い。),③定期券購入時等にアンケートを実施して不足点を明確にするなどが上げられます。
とにかく,ユーザのための安全対策であることを前提に検討しなければいけません。
2 安全対策を含めた情報公開を徹底する。
1に関連しますが,例えば電車の速度制限は,「電車でGO!」等のゲームをやった人以外はこのニュースを見るまで知らなかったのではないでしょうか。また,信号がどう変わるのかとか,どの区間は速度制限がある,勾配はどうか,Rはどうか,などを乗客は全く知りません。
そこで,このような情報を積極的に公開します。
また,自分に不利な情報(事故情報)や他の鉄道で発生した事故情報及びその対応策などについても積極的に表示します(ちなみに,4年くらい前に尼崎駅で救助中の救急隊員が電車にはねれらて死亡したという話は,この事故が発生するまで知りませんでした。この対策をどうしたのかについてはなおさら分かりません。信楽高原鉄道の件も,その後の対応は分かったような分からないような感じです。)。
具体的には①路線情報をHP等で公開する,②定期的に事故情報や改善情報を公開する,③今回の事故についての反省点や改善点を随時公開する,などです。
3 競争には安全面や快適さも売りにする。
とかく他社との競争として,時間が早いことと乗り継ぎが便利なことだけを売りにしがちです。
しかし,これからは会社の安全体制も立派な売りになります。
そこで,各社とも安全面を売りにします。例えば,「我が○○鉄道は毎月職員に対する徹底した研修を行っており,過去10年無事故です。」とか「我が社の売りは,乗り心地の良い走り,よって速度を遵守しています。」などです。
あとは,どちらを選ぶかはユーザの選択に委ねるしかありません。
4 もちろん物的,人的安全対策は当然実施する。
詳細は前回のとおりです。
そのほかには,①フライトレコーダ及びボイスレコーダを電車にも設置する(これは,会社が運転士の管理にも使用できますし,オーバーラーン等もすべて把握できます。),②速度制限中,本当に遵守しないと危険な場所から準じATSやATCを速度順応型に切り替える,③他社との人事交流(他社の運転士や車掌の相互交流を実施し,お互いに問題点や見習う点などを話し合う。)などです。
これは一例に過ぎませんし,すべてが実現できるとも言えませんが(予算的にはほとんどすぐにでも実施できるものばかりだと思いますが),とにかくメインとしては,「会社のための安全管理でなく,ユーザのための安全管理を考えてほしい」ということを強く主張したいと思います。
ただ,信楽高原鉄道事故の時同様,いずれうやむやにされてしまう可能性もあります。
また,前回も書きましたが,この事故は別にJR西日本のみならず,他の鉄道会社や交通機関などでも十分発生しうるものです。
そこで,私は次のような安全対策を提案したいと思います。,
1 安全管理はユーザの視点を取り入れる。
2 安全対策も含めた情報公開を徹底する。
3 競争には安全面や快適さも売りにする。
4 もちろん物的,人的安全対策は当然実施する。
具体的には次のとおりです。
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会社内部のみで運転士のひやり事例や電車遅延を「悪」と評価するために,それを隠そうとして速度超過や過小報告など不利な報告をしないようになります。
そこで,安全管理は利用者であるユーザもチェックできるようにします。
具体的には,①車内に速度及びブレーキ状況を表示する,②乗客からの声を聞く機会を増やす(意見箱等の増設などでも良い。),③定期券購入時等にアンケートを実施して不足点を明確にするなどが上げられます。
とにかく,ユーザのための安全対策であることを前提に検討しなければいけません。
2 安全対策を含めた情報公開を徹底する。
1に関連しますが,例えば電車の速度制限は,「電車でGO!」等のゲームをやった人以外はこのニュースを見るまで知らなかったのではないでしょうか。また,信号がどう変わるのかとか,どの区間は速度制限がある,勾配はどうか,Rはどうか,などを乗客は全く知りません。
そこで,このような情報を積極的に公開します。
また,自分に不利な情報(事故情報)や他の鉄道で発生した事故情報及びその対応策などについても積極的に表示します(ちなみに,4年くらい前に尼崎駅で救助中の救急隊員が電車にはねれらて死亡したという話は,この事故が発生するまで知りませんでした。この対策をどうしたのかについてはなおさら分かりません。信楽高原鉄道の件も,その後の対応は分かったような分からないような感じです。)。
具体的には①路線情報をHP等で公開する,②定期的に事故情報や改善情報を公開する,③今回の事故についての反省点や改善点を随時公開する,などです。
3 競争には安全面や快適さも売りにする。
とかく他社との競争として,時間が早いことと乗り継ぎが便利なことだけを売りにしがちです。
しかし,これからは会社の安全体制も立派な売りになります。
そこで,各社とも安全面を売りにします。例えば,「我が○○鉄道は毎月職員に対する徹底した研修を行っており,過去10年無事故です。」とか「我が社の売りは,乗り心地の良い走り,よって速度を遵守しています。」などです。
あとは,どちらを選ぶかはユーザの選択に委ねるしかありません。
4 もちろん物的,人的安全対策は当然実施する。
詳細は前回のとおりです。
そのほかには,①フライトレコーダ及びボイスレコーダを電車にも設置する(これは,会社が運転士の管理にも使用できますし,オーバーラーン等もすべて把握できます。),②速度制限中,本当に遵守しないと危険な場所から準じATSやATCを速度順応型に切り替える,③他社との人事交流(他社の運転士や車掌の相互交流を実施し,お互いに問題点や見習う点などを話し合う。)などです。
これは一例に過ぎませんし,すべてが実現できるとも言えませんが(予算的にはほとんどすぐにでも実施できるものばかりだと思いますが),とにかくメインとしては,「会社のための安全管理でなく,ユーザのための安全管理を考えてほしい」ということを強く主張したいと思います。
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