あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
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静かに強行採決,「貧乏人は医者行くな」か?

2006年05月18日 01時28分44秒 | 政治
ヒューザーの小嶋社長逮捕と民主党小沢党首の党首討論と横田さん韓国訪問のニュースの陰に完全に隠れてしまっていましたが,医療制度改革法案が衆議院厚生労働委員会で強行採決されました。明日,衆議院本会議を通過し,事実上法案成立となる見込みです。
これに対して,民主党は「強行採決は納得いかない」などと抗議をしており,またもや審議拒否も含めて対応を検討しているようです。

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医者に行くのも格差社会?

今回の法案,実は細々したものが結構ありますが,改正の趣旨は「医療費抑制」にあります。そして,高齢者医療の負担を増加させ,また高齢者医療保険制度を廃止し,新たに市町村単位からちょっと大きめの広域連合単位での保険制度志,さらに地域ごとに負担額が決められるなどというものです。
さらには,高齢者に限らず,高額医療の自己負担額の増額を図るなど,とにかく「収入の確保」に主眼をおいた法案です。
確かに,昔は「老人はただ」という制度から始まっているだけに3割負担には違和感を覚える人も多いかもしれません。しかし,そもそも無料だったという点じたいに違和感があったため,その頃の制度に比べれば3割負担は「やっと並みになった」という感じになるのではないでしょうか。
実際,人間年を取るとどうしても医者の世話になります。とすれば,逆に持病の一つ二つを持っていて,それで主治医の治療を受けるというのはありでしょう。
ただ,一方で自己負担が増えるということは,「払えない老人」が増加することも想定されます。すると,医者に行きたくてもいけない高齢者が増加することが懸念されます

むしろ,歳入の修正はもちろんのことですが,さらには,不正請求や無意味な薬支給などといった医療の歳出についてももっとメスを入れ,無駄を減らすということも大事だといえます。
今回の法案には,歳出削減の視点はほとんど盛り込まれていません。医療財政が緊迫しているのであれば,やはりまず「歳出チェック」を行うのが筋と言えるでしょう。

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